仕事を辞めた
9月末で退職した。
9月後半は有休を消化したので、仕事に行かない生活が始まってから1ヶ月半ほどがたつが、暇を持て余すこともなく、時間的にも精神的にも余裕のある生活を満喫している。月並みだが、子供が帰ってくる時間に家にいて、おかえりーと言える日々が楽しい。
そして何が楽って、子供の通院や学校行事の都合がつけやすい。むしろ、いつでも行ける。あれこれ調整しなくていいので気分的にすごく楽だ。通院や予防接種の日程で悩むこともない。
そしてもはや、あの大量の洗濯物をいつ洗って干してたたんでいたのか思い出せない。自分の順応性に驚いてしまう。
大学卒業以来、二度転職したが、同じ業界で働いてきた。最後の職場が一番長く、長かっただけに思い入れがあり、退職も悩んだ。
①お給料
②仕事内容(やりがい)
③人間関係
④経営者の方針(コロナ等に関する考え方や人間性など)
⑤忙しさ(育児家事との両立)
等でバランスを取りながら働き続けていた。④⑤が原因で辞めようかと思うことは何度もあったが、①〜③で何とか折り合いをつけていた。やりがいもそれなりの責任もあったし、同僚と励まし合いながら息抜きするのも楽しかった。
でも、残業で帰りが遅くなる日が増えたのと、その他諸々職場について思うことがあり、バランスが崩れ始めた。今後、残業が減る見込みもなかった。
子供が小さいときは送迎があるので、勤務時間に限界がある。絶対に帰らなければならない時間が決まっている。
大きくなってきたら送迎はなくなるし、習い事も自分で行って自分で帰ってくるので、勤務時間のしばりはなくなる。私は、「大丈夫、留守番できる」という子供の言葉に甘えて残業続きだった。今日は早く帰ろうと思っていても予定通り仕事が進まず、遅くまで残ってしまう日が多かった。我が家の場合は、大丈夫とは言っていたものの、子供が我慢していたのは明らかだった。勉強や生活のフォローも全然できておらず、それを犠牲にしてまで続ける仕事じゃないな、とある日ふと思ったのだ。
子供が大きくなったら時間はできるけど、かと言ってみんながみんなガンガン残業してバリバリ働けるわけではない。厳密には可能だしそういう働き方をしている人も多いと思うが、誰かフォローする人がいないと回らないケースが多いと思う。本人の価値観や子供の性格次第なのだが。どこでどうバランスをとるか、につきると思う。
ちなみに、私の退職にあたり、夫は我関せずだった。職場以外の人からも、予期せず労いの言葉をかけてもらったり退職祝(?)をもらったりしてとても嬉しかったのだが、夫からは何もなかった。退職の理由を知りたいとも思っていないだろう。きっと、まったく興味がないのだと思う。それはそれで予想通りだ。でも、何かほしかったとかいうわけではないが、私を一番近くで見ていたであろう人がそういう態度なのは、少しがっかりしたというのが本音だ。
ところで、私が働いていた業界は少々マイナーだ。今まで仕事で出会った人以外で、同業の人や私の職業を聞いてピンと来た人と出会ったことがない。ここにはいるかな?
・士業の人がいる職場
・期限管理
わかる人はこのキーワードでわかるはず…ちなみに私は事務だった。ずっと内外メインで、昔は内内もやっていた。
しばらく仕事せずゆっくりしようと思ったり、あまりブランクをあけない方がいいかと思ったり。もうこの業界はこりごりだと思ったり、でもまた働くならやっぱり同じ業界かなぁと思ったり。
そんなことを考えながら、毎日を過ごしている。
退職については自分の中では大きな決断だったので、こうやって文字にしてスッキリした。次回からは音楽やドラマについて書こうと思う。