腹が痛い

腹が痛い。

この痛みは多分人生2回目。
とても心当たりがある。

最近は色々あった。
書けないことばかりだけど、総じて言えるのは自分がひよって逃げてることばかり。

分かってるけど、分かってるけど、
分かってることが全部できるのならば、ベッドの上に居るピンクのきつねの君も本当ならいらないんだ。

仕事は忙しい。
マルチタスクと優先順位付けとスケジュール管理が苦手なのにそういう仕事をやっている。

苦手な中、運良く持った頭の回転の早さをとにかくとにかく回し続けることで、ぎりぎり仕事に食らいついていると思う。

回し続けるとやっぱりモーターは古くなってぎーぎーって音が出る。
お腹が痛い。

直近は人間関係でもやられてる。
無愛想なあなたはそれでいいと思ってるんですか?仕事は仕事で最低限の愛があって良くないですか?

どうしたらあなたにお近づきできますか?
これも分かってる。
でもできない。
なんでだろ。

逆にこっちから糸を切った人もいた。
申し訳ないことをしたという罪悪感は多少あるものの、君の人生経験のうち、私みたいな人間もいた方が勉強になるだろうと思うから、そのスタンプになれたと思えば悪くない。
そう思って、二本足で立って、ふたつの目で前を見てる。

実家の引き出しから唯一思いがけない残り香がでてきた。
読み直すと最後に変わらず、空気の読めなさが主張されていて、気持ち悪かった。
これを捨てるともに最後のさよならになったんだと思う。

もう少し尾は引くと思うけど、多分1年すればすっかり爽快。長期的に見たイライラの総量を考えると、今の罪悪感の方が少ないはず。そう思って甘んじて受け入れよう。

寝て起きたら胃痛が悪化していた。
正確には胃痛で起きた。

今日は在宅にしよう。運良く予定がない日でよかった。
週末には珍しく楽しい予定があるからそこまでは何とか耐えたい。

胃を痛めながら働くのは大変だった。
シンプルに画面に視線を集中させ続けるのが難しい。
気を抜くと胃を抑えて、目線を画面から下に落として、頭のつむじの方を画面に向けている自分がいる。

地道に食べる、薬飲む、痛い、食べる、薬飲むを繰り返す。

そうしてどうにか週末まで持ち込んだ。よく持ってこれた。

やっぱり週末の予定は心地よかった。ちょっぴり期待してたけど、その期待もしっかり上回ってきた。だからこそ今みんなと毎日会えないのは寂しい。また来年、今度は北の方とかどうですか?

胃の痛みはどうにか週末まで耐えろとやってきたから、週末を終えたらこの胃の痛みのゴールが見えなくなった。
正直最初の違和感から一週間以上たってほぼ落ち着いてて、今や食欲低下が残ってるだけ。
ダイエットできるといいな。

そんな時にスマホにぴょこりと通知が。
本当に今はアプリがあって、記録とか確認とかが苦手でも、「あれあなたそろそろじゃない?」って教えてくれる。なんて優しいんだ。

そして気づくのです。
あれもしかして、仕事中によく分からなくなって3階と4階の間の角でダンゴムシになってる私って、月に1回のあの子だったのって。

こういうのは気づきにくい。

どうしてもルンルンで作り置き8品作る私とダンゴムシになる私とありがたい同期に連続チャットする私がいつだっておなじ主体だから。

月1のあの子は割と無縁の方かと思っていたけれども、無駄な心配性が起こした受診で呆気なく体質を教えられ、なんとも言えない距離感に。
1週間前のあの子はもっと無縁だと思ってた。
そんなあの子の映画を見て、そんな子もいるのか〜ぴょえ〜の世界。
違ったそれも私の世界だった。

今日もダンゴムシだった。
この子との付き合い方はまだ分からなくてオドオドしちゃう。気持ち悪い歩み寄り方をしている気がする。

鼻から息を吸って、お腹の勢いで全部吐き出せればいいのに。

そうして今日もとっくに無くなった胃の痛みを痛がって、曖昧な態度で傲慢に生きていくのです。

また週末に来れた。
さすがに胃は痛くない。痛くないよ。
そろそろアルコールを身体にぶち込まないと、色々なものを壁になげつけてしまいそう。

明日は予定ない。今日はいいんじゃないか?卵、豆腐、チーズのイツメンたち。名も無き食事を作る自分は結構すき。

久々にお酒を飲んだ。
ちょっと濃いめに作ったハイボールを飲んで、炭酸と苦味と燻りとつーんとくるそれがぎゅっとまじって、喉の奥から後頭部、背中から肩、広がっていく。
美味しい。

いつからこんなにアルコールを飲むようになったか。1週間飲まないと物足りなく感じるようになったのはいつからか。
でも別に毎日飲まなくても全然生きていけるから、これはただの好みに収まるのだろうか。


結局金土日飲んだ。
胃が痛かった人間のやることでは無いとわかりつつ、飲まないと食べたいという気持ちが湧かない気がした。そう言い聞かせている。

月曜、朝起きた瞬間に胃が存在感を主張していた。
人間起きた瞬間に考えることなんて大体「もっと寝たい」なのに、起きた瞬間に胃のことを考えたからきっと胃がまだ悪いんだと思う。

やっぱり調子に乗っていた。
間違いに気づいて恥ずかしい思いをするのはいつだって調子に乗っている時。

夜帰ってきて軽くご飯食べたら、すっごい胃がここにいます!って主張している。
すごろくのゴール目前に「スタート地点に戻る」のますをぴったり当てたみたいだ。ダイスを転がして1マス、2マスと進んだ道をすっ飛ばして、スタート地点に自分の人形を置く。

ああ、みんなはゴール目前。
私はどうする??

とりあえず昼寝しようかな。
おやすみなさい。

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