MailChimpとSalesforceの接続設定と注意事項をまとめてみた
MailChimpとは
海外メール配信システム。豊富なデザインテンプレートが用意されてます。
※詳細情報を紹介しているサイトリンク
本noteは「自社の高度なシナリオ管理などはまだないけど、メルマガはターゲット絞って送付する、それをSalesforceに連携させたい」という方にオススメです!
MailChimpのAppExchange
Mailchimpはすごく面白く、メール配信をしたり、Webサイトを作成したり、SNS投稿用のコンテンツ作成したり、諸々の魅力があります。
ただ記事で紹介したい機能は、SalesforceのAppExchangeにfreeで「Mailchimp Integration App」で、それがすごく便利だよ!という話です。
https://appexchange.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N3000000B3byfEAB
※mailchimp公式が提供
インストール完了後、MailChimpが提供するアプリケーションがあるので、そこでインストール環境をセッティングします。
またマッピング項目はリードや、コンタクトから送るデータの選択です。注意事項はカスタムオブジェクトは選択できないことです。(超重要ですね)
またマッピングは姓・名の両方が必須です。本画面でNULLを選びSUCCESSと出ますが、内部処理ではUNSUCCESSですので設定の際はご注意ください。
その後、MailChimp設定で下記3点をセッティングします。
1.AUDIENCES…
MailChimpのプラン次第で、コンタクトリストAudienceを複数設定できます。どのAudienceと同期するかを選択してください。
2.MEMBER QUERIES…
どの条件をSalesforceからMailChimpに同期させるか設定できます
3.SETTINGS…
MailChimpをSalesforceに同期させる最終確認と、MailChimpからSalesforceにレコード作成するか確認が入っています。
右から2つ目「CAMPGAINGS」は、MailChimp設定の送付メール(Campaign)一覧です。このような結果一覧が確認できます。
また設定したQueryの実行で、MailChimpに「Salesforceコンタクトまたはリード」が入ります。(別途インポートしても大丈夫です)
リレーション関係(MC Subscriber と MC Subscriber Activity)
またCampaign送付後、Salesforceはコンタクト・リード別のアクティブティが付与されます。関係性は上記の通り、MC Subscriberが標準オブジェクトと参照関係を持ち、そのSubscriberにMC Subscriber Acivityが参照関係を持ちます。
他にもQuery、Query Filter等のオブジェクトがありますが、割愛します。
注意事項1:データ更新タイミング
このあたりドキュメント散らばっておりまして…分かりやすいようにまとめました。
1. Queryの更新のタイミング
都度実行とスケジュール実行が可能です。挙動としてはMailChimp→Salesforceにデータを流します。
2. MC Subscriber作成のタイミング
1時間に1回更新、挙動はMailChimp→Salesforceにデータを流します。
3. MC Subscriber Activity作成のタイミング
1日1回の日本時間夜のみです。挙動はMailChimp→Salesforceにデータを流します。
注意事項2:マッピング項目の更新(Salesforce⇔MailChimp)
1.Salesforceの姓名は、MailChimp姓名を上書きします。
独自名称をMailChimpで管理する際、ご注意ください。Queryの実行で書き換わります。
2.MailChimp姓名は、Salesforce Subscriber Nameを更新します。
1時間に1回です。
他、Salesforceの姓名は、MailChimp姓名を同期するか確認しているのですが、今の所大丈夫そう…?です!
ちなみにMailChimpはここまで使えて滅茶苦茶安いです…!無料プランで2000コンタクトまで利用できます。
https://form.run/media/contents/marketing/mailchimp/
Salesforceのレポート等でメルマガ結果を集約できるのも楽しいです!ぜひ多くの人に使ってもらいたいツールなのでした…!以上!