コロナ対策で防御力はMAXのはずなのに、花粉症になるのは、なぜ? を考えてたら、意外な仮説が生まれた
先に断っておくと、僕は幸いにも花粉症ではありません。なので、体験的に花粉症の辛さがわからないという不届き者であることを先にお伝えしておきます。
さて、先日のことです。友人との会話で
常時マスクをして、店に入るたびに手指消毒をして、手洗いもうがいもしている現在進行中の(しかも常態化している)コロナ対策は、花粉対策としても例年に比べるて最大防御中のはずなのに、それでも花粉症になるのはどうしてなのか?
「気合が足りないんだよ!」という冗談はさておき、「今年はヤバい」を毎年のように聞かされている身からすると、毎年上積みされる”ヤバい”は今、どれくらい積み立てNISAされているのか?と弄りたくなるけど
実際、今年はヤバいのか?
これは日本気象協会が出している今年(2021年)の花粉飛散量の予想です。例年に比べると今年は全国的に少ないようで、「今年はヤバくない」ようです。
だけど、周囲の花粉症に苦しめられている方々は、「今年はヤバい」を口にするので、目のかゆみがヤバいのなら、剥き出しになっているからわかるけど
常時マスクをしているのに鼻がグジュグジュになって、くしゃみが止まらない様子をみていると、コロナ対策と花粉症対策は別物なのだろうかと思えてくるのです。
1年前と比べてどうなのか?
これは同じく日本気象協会が出している今年(2021年)の花粉飛散量の去年との比較予想です。北日本は少なく、西日本は変わらずで、それ以外は昨年より多い飛散量で「今年はヤバい」ようです。
昨年対比で見ると、今年はキツそうなのは想像できるけど、ここで別の友人が興味深いことを話してくれました。彼は自称・重度の花粉症です。
去年の今頃、それから春の緊急事態宣言中も、花粉症がめっちゃ軽微だったんだよね。近年稀に見るくらい軽い症状で、超快適な日々だったんだよ。でもさ、今よりもコロナ対策は雑だったし、知識もなかった。なのに「今年はヤバい」し、去年は楽だった理由を考えているんだ。
僕には”今年はヤバくて、去年が楽”の意味が実感的に全くわからないのだけど、とはいえ、去年の花粉の飛散量が劇的に減少したわけではなく、何なら今年は例年よりも飛散量は多い(らしい)。
今年の花粉症の季節は、コロナ対策で防御力はMAXのはずだけど、その対策と花粉症は相関関係にないようだ。
よくよく考えると、換気を良くすれば外から花粉を招き入れるし、ソーシャルディスタンスは花粉には関係ない。飛沫を抑えた”人人感染”も関係なさそうだし、三密を避けたところで花粉症のリスク回避にはならない。
毎年苦しめられている張本人は花粉ではない!?
去年は初めてのコロナで気合が入って、今は緩んでしまっている!という精神論を悪ふざけで友人にぶつけていじっていると、彼が意外なことを話し始めた。
あくまでも僕の一方的な仮説だけど、毎年苦しめられている張本人は花粉ではないのではないか?と思えてならないんだよね。
もちろん、花粉症それ自体に苦しめられている要素を全否定しているのではなく、昨年対比として「今年はヤバい」を考えた時、いろんな矛盾があることに彼は気がつき、こんな仮説を披露してくれた。
毎年苦しめられている張本人は『PM2.5』なんじゃないかって。今年と去年の違いを純粋に考えたら、去年の今頃から春以降も中国各地で工場が停止状態となって、『PM2.5』の飛散量が劇的に減った。毎年苦しめられていた張本人は花粉ではないのではないか?
インドでも工場の稼働が止まって、200km先のヒマラヤ山脈が街から見えた!というニュースがあった。コロナによって人類の生産活動が止まると、星が綺麗に見え、自然の豊かさが際立つようになった。
なんてアイロニックな現象なんだろうって、本来の姿をコロナが見せてくれたような複雑な気持ちになったことを覚えているけど、友人の『PM2.5説』は、あながち暴論ではない気がした。