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優先席でサンキュー

大阪メトロで初めて席を譲って貰った。見た目も、気持ちも若いと思っていたが、優先席の前に立つと該当者なのだろう。相手は、若い白人の少年で、私を見ると直ぐに立ってプリーズと言った。私は一駅なので、断っても良かったが、あまりスムーズなのでサンキューと言って座った。

日本で優先席に座る若者は、携帯に夢中でほぼ譲る事はない。
右にハンケツ左にハンケツを開ける女性もいて最後まで、携帯を見続けていた。座るのは良いが、時々は周りを見て欲しい。私も前に立つ女性が、しゃがみ込むまで異常に気づかず、隣りの女性が直ぐに席を代わり、事なきを得たので、その後反省して注意している。

台湾では障害者および高齢者・体の弱い者・女性・子供を優先的に座らせる「博愛座」が法律で義務付けられているが、高齢者に注意された若者と大喧嘩になって怪我をしたり、社会問題が多い為、法律を変更して優先席とするらしい。

現在インバウンドで来ている外国の人は、ゆったりしてマナーが良い感じがするから、セコセコした日本人をみると、マナーの良い国のイメージは無くなって来ていると感じる。

などと妄想していると、駅に到着したので、立ち去るときに彼に対し微笑んで「ハブ ア ナイス ディ」と知ってる英語で返したら、サンキューと笑ってくれた。
サンキューとサンキューのインタラクティブな喜びの交流は、何処でも通じるだろう。

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