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WRC ラリー・モンテカルロ開幕!
こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。
F1、他モータースポーツに先駆けてWRCの2022年シーズンが開幕します。
少し、時間が出来たので開幕戦モンテカルロに向けて現状を報告します。
チームに入って改めて思ったのですが、WRCはオフシーズン期間が本当に短いです。昨年の11月に最終戦モンツァがあり、1月にはモンテカルロで開幕します。。
ちなみにフィンランドは完全に雪国となっていて、ラリー本番車の国内テストは雪場での走行となりました。ちなみにうちの会社の駐車場で酷い場合はこんな感じです。
チームも昨年から開発は続けてきているものの、プラグイン・ハイブリットシステムを搭載した新型車両に順応する時間が限られており手探り状態は否めません。
但し、ライバルのヒュンダイ、Mスポーツも似たような状況なのでチームの総合力が問われている気がします。開幕戦モンテカルロに向けた各チームの様子が下記Youtubeで1分程度で見れます。
WRCが大好きな人は、英語ではありますが、先日行われたオーストリアで行われた3メーカのシーズン開幕の発表会はYoutubeでも見ることが出来ます。Mスポーツ、ヒュンダイ、トヨタの順に車両が発表されましたが、3台並ぶと車両ごとの差異も少し分かりやすいかもしれません。上記のテスト車両とは違い発表会用の車両なのでカラーリングも整えられていますが、僕は割と開発車両のデザインも好きです。
ラリーモンテカルロは、明日20日(木)のシェイクダウンから走行を開始し、同日夜に実施されるセレモニアルスタートを経て、夜のチュリニ峠を走るルートを含む計2本のステージで競技が始まります。最後のサービスが終わり車両がパルクフェルメに車両が入るのは深夜2時過ぎの予定です。
僕はフィンランドからのバックサポートなのですが、時差が1時間あるので終わるのは深夜3時を回ります。
ラリーに限りませんがモータースポーツは過酷です・・・苦笑
合計4日間で走行するSSの距離は約300km、リエゾンと呼ばれる一般道での移動区間を含めたラリーの総走行距離は1500km以上です。
新システムになった新車両となり、個人的には信頼性が高い車両が良い結果を出せる気がしています。
個人的には少しでもデータ解析、チームのバックサポートで役に立てるように頑張ろうと思います。また昨年から開発してきた車両なの去年までの車両に比べてすごく親近感があります。
色々あるかもしれませんが、良い結果を出せれば嬉しいです!
読んで頂きありがとうございました。
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