地域コミュニティ活動の貨幣価値②
町内会の活動に意義はあるのか。そんなことをよく質問される。
私が関わってきた住宅地の開発では、町内会などのコミュニティ組織をつくる。町内会など地域コミュニティが地域の価値を高める。すなわち不動産価値につながるからだ。
そこで、まちづくりや環境評価などで、その効果を貨幣換算できない時に使う「ヘッドニック法」をヒントに、町内会などが行う地域コミィニティ活動の価値を考えてみた。
町内会など地域コミュニティ活動によって、きれいに清掃され、街路には花が植えられ、緑豊かな環境が維持され、住む人々の交流も適度にあり、住んでみたいと思う地域があったら、その地域は周辺地域に比べて少しだけ土地の価格や家賃が高くなると思う。
宅地の平均坪数が60坪/戸で200世帯の地域で、コミュニティ活動によって周辺地域に比べて不動産価格が1,000円/坪 高くなったとしたら、その価値は60坪/戸×200世帯×1,000円/坪=12,000千円となる。
すなわち地域コミュニティ活動が12,000千円の価値を生み出していることになる。
町内会など地域コミュニティ活動は、生産的なこととして意識されていないし、見えないので、わかりづらいが価値を持っていると思う。
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