見出し画像

町内会・自治会の担い手不足のヒント2

 1)スマートフォンで担い手不足の対応の第一歩を

 町内会・自治会の担い手不足の要因の一つとして町内会・自治会は忙しくて大変というイメージがある。 
 町内会・自治会に協力して、そこから役員に誘われたら忙しいだけと言うことだと思う。
 町内会・自治会が本当に担い手不足に悩んでいるなら、まずは忙しいというイメージを払拭するために、役員の負担軽減からスタートすることが必要だ。  

 その第一歩が役員間のコミュニケーションの方法にスマートフォンを活用することだ。今や多くの人が利用しているLINEのグループ機能を活用して、役員会のコミュのケーションを気軽にとれるようにすることをお勧めしたい。
 LINEのグループ機能を使うことで役員間の連絡や簡単な意見交換などを行える。役員の負担が軽くなる。
 実際にLINEグループを活用を始めた町内会・自治会の声を聞くと、役員会を開かなくても意思決定ができるようになるし、急な予定変更に対応できるなど様々な利点があり、思った以上に便利だし役員の負担が減ったという声が多い。
 何より、仕事のために参加できなかった現役世代も役員の一員として参加しやすくなる利点は大きい。
 
 2年前ぐらいまでなら、スマートフォンを持っていない役員が多く、LINEの活用を提案すると反対の声やお叱りの声が多くあったが、スマートフォンの普及とコロナ禍で会議ができない状況になり、その声はほとんど聞かなくなった。取り組みを始めた町内会・自治体が急速に増えている。
 LINEでお孫さんとやり取りをしている役員の方が多くなり、「解らなかったら孫に教えてもらうから大丈夫」という役員の声も聞く。お孫さんとの会話のネタができるのだ。

 役員全員が使いこなせなくても、まずは活用できる役員だけでもLINEを活用して、負担を軽減することは、担い手不足を本気で取り組みなら待ったなしだと思う。
 

  



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?