予想外にハマった話【マラソン】
”マラソンは、海外旅行と同じくらいワクワクする。”
私は長距離走に対して、そんな感想を持っている。
皆さんはどうでしょう?
走るのに慣れた人であれば、「楽しい」と返ってくるかも。
でも、「えーしんどいわ」って声も少なくないんじゃないかな。
私も以前は断然「しんどい」派だった。
子供の頃から、
「マラソン選手って物好きやな。
ただ走るのなんて暇やし、なんであんな長いことしんどい思いしにいくんやろ」
そう思ってた。
中学の時には
部活で15分ほど学校周りを走るのが恒例だったけど、
”いかにさぼるか”を考えて、
スタートした後しれっとコースアウト、近くの河原で時間を潰してからタイミングを見計ってコースに合流し、あたかも走りきったかのようにゴールを切る
という技を身につけた。
そんな私が、今は「走るのが、楽しい」と思ってる。
毎日30分走るのを日課にしているし、
数ヶ月前には、人生初のフルマラソンも完走した。
走るのが、楽しい。
初めて応募したランイベントは2、3年前、20歳過ぎた頃。
10kmマラソン
”60分以内” が初心者ランナー最初の目標
それまでの最長距離は、高校の体育の3kmか4kmとかだったし、
子供の頃隠れて走るのサボっていたような私が走る距離・時間じゃない。
大学の交換留学で初海外渡航したのを機に、
なぜか朝ランニングを始めて
たまたまマラソン大会を紹介されて
「出ちゃおっかな」って参加を決めた。
走り慣れない頃は、
息上がってゼーハーなるし
筋肉痛が日常生活に響くし
ゴリゴリにしんどかった。
それが、地道に続けてると、変わってくるのがわかる。
「え、15分楽かも٩(๑❛ᴗ❛๑)۶」
「あれ、30分走ってるよ(OvO)」
「わお、1時間走れちゃったやん∑(゚Д゚)」って。
いい意味で走ってる自分が信じられなくなってくる。
「私には無理」と思っていたことができるようになる感覚が純粋に楽しかった。
マラソン大会当日10km走り切った時には、
なんかもう嬉しくて嬉しくて
「私、もうなんだってできちゃうかも!」ってハイになって
「いつか絶対フルも走ろう!」とまで思ったんだ
20歳超えるまで日本を出たことがなかった私にとって、
留学で初めて目にする ”リアルヨーロッパ” が衝撃だった。
「本当にあったんだ」
有名人に会うような感覚。
テレビで見てた、話に聞いてた、夢の世界が本当に存在することが感動だった。
その衝撃に匹敵する感動を、私は走ってて感じてる。
”走る”って、冒険みたいだな。
鍋に大きなエビが入っているとき、テンションが上がります。