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「ありがとう」のハードル

最近お父さんやお母さんに「ありがとう」と伝えたのはいつでしょうか?

「父の日・母の日」って方、「毎日」って方、「いやーいつだったかな?」って方もいらっしゃるかもしれません。

今日お伝えしたいのは、どうやったら親に感謝できるんだろうという話題です。

私は、思春期に入った頃からよく、両親に怒りを抱いていました。勉強しろ、課外活動はするな、と大学生になっても口うるさく言い、突発的に理不尽な怒りをぶつけてくる母親と、それに対して何も言わない父親。なかなか工夫も実らない。親さえ違えばなんて考えて、しょっちゅう腹を立てていました。そんな他責が虚しくて、親を責めるのはもうやめよう、そう心に決め、親の言葉に傷つき親を責めたくなるたびに、一息ついて自分を落ち着ける習慣を始めました。

そんな私の心を激しく揺さぶったのは、お笑いコンビEXIT・かねちーこと、兼親大樹さんの特集です。
7月18日に、「グサッとアカデミア」(日本テレビ系)というテレビ番組で放映されていました。

幼い頃に両親が離婚し、妹とともに母親に育てられた兼親さんの、幼少時代の貧乏生活を取り上げたものでした。お母様は、仕事を掛け持ちしながら家計を支えてくれたようですが、食べものもまともに揃わず、もやしに様々な味付けをして楽しんでいたり、時には空腹から紙ティッシュを口にした思い出からも、生活の厳しさが窺えます。なかでも、兼親さんは、幼い頃から野球少年で、中学3年生のとき野球強豪高校から声がかかるほど熱中していましたが、それを諦め中卒で鳶職として働き、妹の学費を稼いでいました。

話を聞く限り、本当に過酷な家庭環境で、私だったら、ひねくれて母を責めて心のはけ口にしていただろうな、と思います。

ところが兼親さんは違って、母親を責め立てるどころか、いくらしんどくても明るく振る舞う母親に、「あれほどの貧乏生活でも成り立ったのは母の明るさがあってこそだった」という風に言いました。「親孝行はまだまだこれから」とも口にました。

素直にすごいな、と。もちろん心の中でまでは見れませんし、どんな葛藤があったかは、私にはわかりません。でも、私がすごいな、見習いたいな、と思ったのは、いつでも相手のいいところに注目して、尊重するところです。親子という、一生切れない身近な関係の中で、それができるのは、本当にすごいと思いました。

私はまだまだ未熟で、しんどくなると人や環境のせいにしてしまうことがありますが、そんな時には、兼親さんの相手を尊重する姿勢を思い出して実践していきたいです。

EXITさんの動画は、Youtubeでも色々見れるので、見たことない方はぜひ一度見てみてください😄

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

鍋に大きなエビが入っているとき、テンションが上がります。