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重度身体障害者の私が、震度5強の地震を迎えた話。
写真は、友人でもある社会学者・西田亮介さんの研究室から。日頃から書籍がエキセントリックに積み上げられている研究室なので、地震の影響を受けているのか、受けていないのか、まったくわからない笑。たぶん、縦型の写真を載せたほうが、よりインパクトがありそう。
この写真、やたらバズっていて、アップした当人が困惑していた笑。
というわけで、地震の話。
先週の木曜日、千葉県北西部を震源とする地震が起こった。東京都足立区や埼玉県川口市などで震度5強の強い揺れ。東京23区内で震度5強の揺れが観測されたのは、2011年に発生した東日本大震災以来だったという。
「ズン」
地震が起こったとき、私は自宅の書斎(というほど大したものではないが)にいた。下から突き上げてくるような衝撃。そして部屋全体が揺すられているかのような横揺れ。家具が、カタカタと音を立てている。部屋をゆっくりと見回してみる。倒れてきそうなものは、ひとまず見当たらない。そうこうしているうちに、カタカタという音は、ガタガタという、ひときわ大きな、そして不気味な音へと変化していった。
そして、私は、一人だった。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
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