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前澤氏の宇宙飛行を「金持ちの道楽」と批判する人に伝えたいこと。
素直に「おめでとうございます」と、私は言いたい。
ところが、そういう心持ちの人ばかりではないようだ。テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターを務める玉川徹氏は、自身が閉所恐怖症であるが故に宇宙旅行には興味がないことを明かした上で、「僕は自分が興味ないってこともあって申し訳ないんだけど、金持ちの道楽見せられてもなっていう感じですけどね。正直言うと」とコメントして話題となった。
これにはネット上の声も賛否両論で、「素直に感動したけどな」「金持ちはガンガン経済を回してほしい」といった肯定的なコメントもあれば、「玉川さんに同感で興味ない」「もっと他に放送すべきことがあるはず」といった否定的なコメントも並んでいた。
「もっと他に放送すべきことがあるはず」という意見については、わからないでもない。たしかに興味のない方にとっては、「こんな話題、ニュースとして放送に値するだろうか」と疑問に思うだろうし、扱うにしたってもっと短い時間でいいはずだと感じることだろう。
ただ、世間の人々が何に興味を持っていて、どんなアンテナを張っているかは千差万別だ。もっと海外で起こっていることに興味を持ち、国際的なニュースを流すべきだと感じる人もいるだろうし、そんな小難しい話はいいから芸能スキャンダルをもっと扱ってほしいという声も残念ながらあるだろう。
そうした視聴者に寄り添いすぎるスタイルがいいかどうかは別にして、現実としてテレビ局はそうした様々な声を拾い集めながら総合的に判断して扱うニュースを決めている。それで言えば、玉川氏や一部の人にとっては前澤氏の宇宙旅行は「興味のないニュース」だったのだろうが、多くの人にとっては関心事であると、少なくともテレビ局は判断したのだろう。
さて、本題。玉川氏の「金持ちの道楽」発言。私はこのコメントを聞いて、率直にこう思った。
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