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ゼレンスキー演説への反応で「株を上げた政治家」と「株を下げた政治家」。
今週、ウクライナのゼレンスキー大統領が、日本の国会で演説をした。当初は「前例がない」「大型プロジェクターの用意がない」など、まるでお門違いな“やらない理由”が並べられ、実施も危ぶまれていたが、何とか実現することができた。
この演説について、私として気になった3つのポイントをYouTubeにまとめてみたので、まずはこちらをご覧いただきたい。
この動画の3つ目でも述べているように、今回のスピーチにおける肝は、「国連改革」と「復興支援」の2つだった。
NATOに加盟しているわけでもなく、また憲法上の縛りから他国への軍事支援が難しい日本に対して、ウクライナが何を求めてくるのか注目していたが、「国連改革」と「復興支援」はどちらも日本のリーダーシップを発揮できる分野であり、さらに東日本大震災を始めとする大災害が頻繁に起こる日本においては「復興」というワードは多くの人々が共感を寄せることのできる言葉であり、全体を通して見事に練られたスピーチだと感心させられた。
さて、このゼレンスキー大統領の素晴らしい演説を受けて、日本の国会議員は様々なコメントを残している。もちろん、ほとんどの議員が肯定的に評価しており、批判の声はまったくと言っていいほど聞こえてこなかったが、しかしそのコメントの質は多種多様だった。
私としては、このゼレンスキー演説に対するコメントだけでも議員としての資質が透けて見えてくるように思うし、次回選挙の参考にしても差し支えないように思う。そうした意味で、今回のゼレンスキー演説へのコメントで「株を上げた政治家」「株を下げた政治家」を見ていきたいと思う。
まずは、「最も株を下げた政治家」から。
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