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「東京レインボープライド2021」に向けられた批判は、的外れか?

LGBTQの祭典としてすっかり定着した感のある「東京レインボープライド」が今年も開催される。

と言っても、このコロナ禍では大規模なパレードを行うことが難しい。そこで昨年は、「#おうちでプライド」という企画が催された。参加者には虹色のものを身につけた写真をハッシュタグ付きで投稿してもらい、そのハッシュタグをクリックすると、オンライン上で“パレード”が行われるというものだ。

さらに、ミッツ・マングローブさんや水原希子さん、りゅうちぇるさんなど(僭越ながら私も)、多彩なゲストによるトークLIVEも配信された。

当初は例年通りのパレードが開催できない苦渋の決断だったが、フタを開けてみると、思いがけない効果が2つあった。

ひとつは、これまで東京・代々木公園を中心とするイベントだったために、地方から参加するには物理的なハードルが高かったが、オンラインイベントに切り替わったことにより、日本全国から、もっと言えば世界中からの参加が可能になった点が挙げられる。

もうひとつは、カミングアウトせずに生活を送っている当事者が参加しやすくなったこと。もちろん、このイベントは当事者だけでなく、アライと呼ばれるLGBTフレンドリーな方々も参加しているのだが、やはりカミングアウトしていない当事者にとっては現地での参加は心理的ハードルを感じるものだった。しかし、オンラインになったことで気軽に参加できるようになったというのだ。

こうした点も踏まえ、今年もオンラインでの開催となった「東京レインボープライド2021」。今年のテーマが「声をあげる。世界を変える。」ということもあり、今回のオンラインパレードでは、「#おうちでプライド2021」「#声をあげる世界を変える」の2つのハッシュタグを付けて、いま困っていることや、変わってほしいと感じている学校、職場、地域、社会のルールや価値観、制度などをSNSで投稿することを求めている。

また、昨年同様、トークLIVEも行われる。今回はなんと2日間で16名ものゲストが参加するという。しかし、これが批判を浴びることとなった。トークLIVEのゲストが発表されると、これに異を唱える方が続出したのだ。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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