
野戦病院と化した自民党で、あらためて私が注目する名前。
自民党の裏金問題が燃え広がっている。最近はアルゴリズムの発達により、それ関連のニュースばかりが私に表示されているということはあるだろうが、それにしても連日、新情報が報道されてはネット上を騒がせている。
最初に槍玉に上げられたのは松野博一官房長官だったが、そこから“安倍派5人衆”すべて手を染めていたらしい、あれ橋本聖子さんもなのね、と思ったら安倍派は組織的にですか、おやおや二階派も、なんと岸田派までが過少申告……と次々に新事実が明るみになり、どこまで延焼していくのか、この先がまったく読めない状況となっている。
どこまで延焼していくのだろう……。
— 乙武洋匡 (@h_ototake) December 12, 2023
自民・岸田派でも“パーティー収入”の一部不記載か(ABEMA TIMES)#Yahooニュースhttps://t.co/OG8tTA6Wtw
そんな書き込みをしたら、「延焼どころか全焼では?」といったリプライもあったくらいだ。とにかく、どこまでこの仕組み(キックバック→不記載→裏金)が政界に蔓延し、彼らに罪悪感すら感じさせないほどに普遍化してしまっていたのかをきちんと白日の下に晒し、有り体な言い方にはなるが、しっかりと膿を出し切るべきだろう。
新たに林芳正氏を官房長官に据えるなど、疑惑が囁かれている人物を閣僚から外し、安定感のあるベテランを各所に配置したが、岸田総理はさぞかし苦労しただろうと拝察する。なぜなら、自民党の最大派閥である安倍派からの起用が難しく、二階派もどうなるかわからない、自分が領袖を務めていた岸田派にも爆弾を抱えているという状況下で、いったい誰を起用していいのか、相応頭を悩ませただろうと思うのだ。
今回の件で、今後、自民党の中でこれまでとは大きく勢力地図がは変わっていくことは間違いないだろう。それは地殻変動と言っても差し支えないレベルかもしれない。そんななか、個人的に今後あらためて脚光を浴びていくことになるのではないかと考えている政治家がいる。
それはみなさんにとって意外な名前かもしれないし、「ああ、やっぱり」と思われる名前なのかもしれない。だが、私のなかで「やはりこの人は」と思わせる出来事が、最近あったのだ。
------✂------
ここから先は有料公開となります。
個別の記事を数百円ずつご購入いただくよりも、定期購読マガジン(月額1,000円)をご購読いただくほうが圧倒的にお得となります。
月の途中からご購読いただいても、当該月の記事はすべて読めるようになっているので、安心してご登録ください。
記事の更新はみなさんからのサポートに支えられています。ぜひ、この機にご登録をお願いします!
「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116
ここから先は
¥ 300
みなさんからサポートをいただけると、「ああ、伝わったんだな」「書いてよかったな」と、しみじみ感じます。いつも本当にありがとうございます。