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人生で大切なことはエレベーターホールに詰まっていた。
GWが終わってしまい、「ああ、やる気が出ないなあ」なんていう方も多くいらしゃるかもしれません。今日は、そんな方にぴったりの記事です。たぶん。
このまえの日曜日のことでした。私が7年ほど前から親しくしているフォトグラファー鈴木秀康さん。以前は近所に住んでいたので、月に一回はわが家でワインを飲む仲だったのですが、この春から関西に拠点を移されたので、しばらく会えていませんでした。ところが、GW中に東京タワーにあるギャラリーで写真展を開催することになったというので、最終日にお伺いすることに。
そういえば、私がこのnoteのアイコンに使っている写真も、秀康さんに撮っていただいたものなんです。
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さて、写真展に出かけようと身支度を整え(てもらい)、いざ出発。ドアを開けてエレベーターホールへと向かいました。すると、ひとりの先客が。帽子をかぶっていたのでお顔までははっきりと分かりませんでしたが、見たところ私よりもひと回りくらい下の世代と思われる女性の方でした。
彼女はすでに下行きのボタンを押していて、スマホの画面に目をやりながらエレベーターを待っているところでした。だけど、何か様子がおかしい。「いつもの」「なんてことはない」光景であるはずなのに、どこかいつもとは違うような感じがしたのです。
「あっ」
私は思わず息をのみました。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
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