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キタムラの「冷製」マネジャー日記 #158
こんにちは。乙武の右腕ことキタムラです。基本的に乙武の1週間のスケジュール紹介を中心に、思ったことを適当に書いていきます。たまに毒も吐きますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
何度目か思い出せないマンボウが発令されて帰宅時間は早くなりましたが、なかなか収束の兆しが見えずにヤキモキしますな。今週の日記は先週書ききれなかった週末の出張エピソードを中心に。1週間の区切りが変則的になった本当の理由は、週明け以降のネタが少なかったからですが(言わなければ気づかれないものを)、そこは大目に見てください。
【1月15日(土)】
午後から上越新幹線で越後湯沢まで。新潟県十日町市で1月29日から開催される「大地の芸術祭 越後妻有2022冬 SNOWART」の視察ツアーに参加するのだ。展示が地域内各所に分散しているので車で向かうことも考えたのだが、大雪に見舞われたときのことを考え、ここは新幹線を選択した。電動車いすは諦め、折りたたみができる軽量タイプの車いすでの参戦である。そして越後湯沢駅についた瞬間、あまりの雪の多さに絶句することに。車で来なくてよかった。
事務局のみなさんが手配してくださった車に乗り込み最初の目的地へ。そこにあるのは廃校をまるごと利用した作品群のはずだったが、校舎はすっぽりと雪で覆われている。車を降りて中に入るには、雪の階段を2メートルほど上り、雪道を20メートルほど歩かなくてはならない。もちろん手押しの車いすは使えず、オトタケは私が抱えて運んでいくことになった。
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まずは最初の難関である階段を登りきり、踏み固められた雪道に1步踏み出したその時、私の左足が腰まで埋まってしまった。オトタケと私の100キロを超える重量が左足1本に集中した結果、左足が雪を踏み抜き足の付根まで沈んでしまったのだった。オトタケを手離さなかったことは褒めてほしいところだが、抱えたままでは足を抜くこともできず、やむなくオトタケを放棄する。
なんとか雪からは抜け出したが、大きな衝撃を腰に受けたキタムラには、雪上に立ち尽くすことしかできなかい。すると、私の状況を察知したオトタケは——。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
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