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monbon
ダイバーシティの観点から「総裁選」を考える。
昨日が自民党総裁選の告示日だった。今回の立候補者は、岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗、野田聖子氏の4氏だ。ちょうど1年前に菅義偉総理が誕生したが、その際は目立って政策論争が行われることもなく、「いかにも派閥の論理」といった雰囲気で勝敗が決してしまった感がある。だが、今回は岸田派を除いて一枚岩となっている派閥は特になく、従来の総裁選よりは「よりオープンな議論」が期待できそうだ。
一国のリーダーたる総理大臣の座を争う選挙だから、コロナ対策は当然として、政策論争としては「経済」「安全保障」「社会保障」といったあたりが多くの人の関心事になってくるのだろうし、報道もそうしたあたりに多くの時間を割くのだろう(いや、そもそも“政局”ばかりで“政策”など扱わないのか……)。
さらには「少子化対策」「教育」「エネルギー」といった様々な重要政策もあるため、なかなか総裁選が「ダイバーシティ」という観点から語られることは期待できない。しかし、このマガジンの読者であればダイバーシティに関心があるという方も多いと思われるので、今回はそうした視点から各候補者と向き合ってみたい。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
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