第119話【ぼくの家族と祖国の戦争】
【鑑賞データ】
鑑賞日:2024(R06)0819
映画館:伏見ミリオン座
料 金:1200
評 価:★★★★★
【映画データ】
映画の邦題:ぼくの家族と祖国の戦争
上映開始日:2024(R06)0816
映画の原題:Befrielsen(デンマーク語「解放」)
製 作 年 :2023
製 作 国 :デンマーク
配 給 :スターキャット
製 作 会 社 :
監督/製作/脚本:監督・脚本:アンダース・ウォルター
俳優/声優:ヤコブ(学長):ピルウ・アスベック、リス(ヤコブの妻):カトリーヌ・スライス・ローゼンタール、セアン(ヤコブとリスの息子・主人公):ラッセ・ピーター・ラーセン、ビルク(大学の音楽の先生。医者である父親をドイツ軍に殺された):モルテン・ヒー・アンデルセン、
【(超)個人的感想】
素晴らしい考えさせられる良い映画でした。「福田村事件」「マリウポリの20日間」「月」と並んで世界中の人に観てもらいたい映画だと思います。今戦争してる国の首相全員が観ればいいんだ。首相同士が一対一で殴り合いのケンカすればいいんであって、一般国民を巻き添えにしてもらいたくないものだ。ミサイルの発射ボタンを押したのは軍人で、その国の女性や子供たちじゃないってみんなわかってるのかな?
だけど・・・身内が犠牲になったり、見せしめで罪のない人を殺した途端、人間は憎しみに狂ってしまうんだと思う。憎しみや反感が国に対してではなく、個人に向けられた時「それは違う!」と、冷静に判断できる人間でありたいと思う。
この映画は最初、主人公の男の子がドイツ難民を助ける親に反抗するが、徐々に家族と一緒に病気に苦しんでいる子供を助けていくところがよかった。彼の力強い視線が印象的だった。でも・・・もし、病気に苦しんでる女の子が、イジメを受けた彼を助けてくれた女の子でなかったとしても、彼は女の子を助けただろうか?あんなにドイツ人を恨んでいたレジスタンスのビルクが、何故ドイツ人の女の子を病院へ行かせようと心変わりしたのか?分からなかった。