シーズンの流れが変わってきているF1
ノリス選手が初優勝をしたマイアミGPから、何かシーズン全体の流れが少しずつ変わってきているF1。
スペインGPでも今までの流れとは少々変わったレースになりました。
スタート一閃!ラッセル選手。メルセデス復調?
スタートでラッセル選手がトップに立ち、面白くなりそうな予感がありました。
コース特性(スタートから1コーナーまでの直線距離が長い)もあり、ラッセル選手がトゥをうまく使って、トップへ。
長くトップをキープできなかったものの、前戦カナダは予選はポール、決勝は3位。
今回のスペインはハミルトン選手3位と、メルセデスが少しずつ復調気味。
またモナコあたりからアルピーヌも調子を上げている。
フラビオ・ブリアトーレ効果?それともルノーPU撤退話などのある意味劇薬的要素が逆にチームに火をつけたのか?
ノリス選手は不運!?
スタートでラッセル選手、マックス選手に先を越されてしまったことで、ノリス選手は苦しいレースになってしまいました。
タラレバはないが、もしもノリス選手がマックス選手の前をキープできたら、そしてラッセル選手がトップをもう少しキープできていたら、レースの結果は変わっていたかもしれない。
ただマイアミ以降、マクラーレンがチームとして一番調子がいい。
全てのレースでコンスタントに結果が出ている今、ストップ・フェルスタッペンの急先鋒はノリス選手だろう。
マックス選手の強さのヒミツ
マックス選手の強さは色々あると思うけど、スタートから数周の勝負どころを逃さないところがあると個人的には思います。
今回もラッセル選手に長い時間抑えられていたら、結果は違ったと思われるが、ここ!っていうところで相手に追い抜き、その後突き放す。
レッドブルはペレス選手の成績を見ると、マックス選手の力で勝っているの感じもするし、勝てないチームでも勝負どころを逃さず、結果的にはトップでチェッカーを受ける。
こういうところは往年のアイルトン・セナ選手を見ているようである。
どうした、フェラーリ!RB!
フェラーリはモナコで勝って満足してしまったのか?
なんとなく勝利の女神にソッポをむかれた感じがします。
またRB(角田選手)は今までの好調がウソのよう。
特にRBは期待だったアップデートがたまたまはずれてしまったのか?
アルピーヌが調子をあげ、スペインではキック・ザウバーも今までより上位にきています。
ウカウカしていられません。
RBの不調がこのグランプリだけだったと祈りたいものである。