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カメラとは、写真を撮る機械です・・・ その2
「写真」を撮る。そんな言葉さえ忘れてしまっていたころ、近所にできたショッピング施設で、当時かみさんが熱望していた「たまごっち」(初代です)がオープン記念として販売されるらしいとの噂が・・・。
「たまごっち」のお話は、またいつかの機会にするとして(このお話は結構面白いんですよ、いや、ホントに)、本筋に戻りますが、「たまごっち狂騒曲」に右往左往していたところ、その商業施設内に店内店舗として「カメラのキタムラ」があることに気付きました。
店内をブラブラしていてたどり着いたのですが、当時の私はすでに「写真」という言葉さえ浮かんでこないほどになっていましたが、かみさんと二人でほぼほぼ俳諧していたその先にあった、ワゴンセール品の山。
それがこれ!
![](https://assets.st-note.com/img/1716550506078-KFPZDFqixt.jpg)
これが、「デジタル一眼レフカメラ」との初めての遭遇でした。
当時、すでにディスコン状態だった気がしますが、「カメラ」に興味など全くもっていなかった私は、そんなことを気にすることもなく、なにかに導かれるように店先に出ていたワゴンに吸い寄せられていました。
『「カメラ」だ・・・』、私は心の中で呟いていました。
かみさんも足を止めて店内を覗いていたので、私はワゴンの中の山積みになっていた「D50」をしばらくの間、眺めていました。
すると、ふいにかみさんが私に声をかけてきたのです。
「それ、ほしいの?」
「ほしい!」・・・子供のような答え、だがしかし、間髪を入れず答えていました。
かみさんも何か感じたのでしょうか、いつもならさっさと先へ進んでいくのに突然の問答、不思議ですよね。
これが言わば私の「写真」道、第2章の始まりとなったきっかけです。
キャプションにも書いたように、今思えば本当におもちゃのような「カメラ」でした。
ボディの色がブラックのものは、そうでもなかったのですが、なにせシルバーはプラ感丸出し、って言うかプラスチックでした。
でも、私は久しぶりに「カメラ」を手にして、またまた「写真」を撮りまくることになるのです。
しかしこれがこの後、私が迷走するきっかけになるとは、この時点では知る由もなく、ただただ出かけるたびに「D50」を持ち出しては使い倒していました。
なにせ、デジタルですからメモリーカードがあれば、撮り放題!記録枚数に限度はあれど、ひたすらシャッターを押し続けていました・・・。
つづく