嶋田先生特別講座にて、「やさしい日本語」を知る
本日18日は、当校で嶋田和子先生の特別講座。
多数の方に受講をしていただきました、ありがとうございました!
日本語教育に関して、広い視点で見つめる講義を行っていただきました。
「やさしい日本語」について
が、とても印象に残りました。
阪神淡路大震災が起きた時、日本語に慣れていない外国人
そして地震のない国から来た外国人にとっては
ニュースで地震の様子を聞いても、日本語の情報が難し過ぎて
わからなかったそうです。
・余震が←???普段、使わないのでわからない
・建物に亀裂が・・←???聞きなれないのでわからない
そのため、どんな危険があるか理解できずに
適切に非難ができなかったのだとか・・・。
その恐怖は想像を絶します・・。
そのため、災害時に有効な情報を提供できるように
外国人にもわかりやすい表現、言い換えた「やさしい日本語」が
できたのだそうです。
まずは、
・一回で伝える情報を少なくし
・表現をわかりやすく言い換え
・被災したときに取るべき行動を具体的に伝える表現
・そして、災害時によく使われる語句はそのまま覚えてもらう↓
例)「津波」「避難所」
などなど・・。
なるほどなあ・・。日本人は、伝わると思っていることが
実は全然伝わっていない
そこに自分の「思い込み」があるんだなあと勉強しました。
ちなみに、こちらはNHKのやさしい日本語ニュースです。↓
http://www3.nhk.or.jp/news/easy/
外国人との共生が始まっている今、「やさしい日本語」を
意識して暮らしたいですね。
この特別講座は、日本語に関心のある方にはとても学びと刺激のある講座になります。
次回は7月9日(土)です。
テーマ
「読解の教え方を知る『読む力』のテキストを使って」
講師
丸山友子先生 コミュニカ学院 教務主任
(神戸市のコミュニカ学院は、西の横綱ともいわれる学校なんですよ!)
ご参加、お待ちしております。