どうしてそんなに残業が嫌なの?
昔はしてたこともあった。
やりきった喜びもあったし、必要とされてることに喜びもあった。
でも、大好きな人が出来て一緒に暮らすようになって
家事と彼と自分と仕事のバランスの取り方が難しく感じていった。
残業して遅く帰った日は、疲れて何もしないまま寝室へ行き
翌日は彼を送り出したあと、
ソファで寝落ち→出勤時間ギリギリに起きる→家事しないまま出勤
で、彼に「日中なにしてたの?」て言われて何も言い返せなかった。
どうせ彼がやってくれるって甘えてたとこもあったから余計に。
そんな日々が続いた時、ついにお互いの不満が爆発して大喧嘩。
私には昔から、感情が高ぶるとモノに当たってしまう悪い癖があった。
家のありとあらゆるものを片っ端から投げたり蹴飛ばしながら
「ぎゃーーーーーーー!!!!!!!」て感情のまま喚いてたの。
気付いたら、床に血溜まりが出来てて左手の中指から肉片が出ちゃってた。
我に返って急に怖くなってトイレで吐いてたら、私の左足が真っ赤になってることに気付いた彼が手当してくれた。
翌日、心がすごく軽くなってることに気付いたんだ。
包帯ぐるぐる巻の左手を見ると安心して。
整理しきれなかった感情のモヤモヤがなくなったことが
嬉しくて。
だけど、そんな風になってしまう前に気づかなくちゃいけなかった。
“頑張り方は間違えちゃいけない”
大好き を仕事に出来ていた幸せな日々を自分から手放しちゃうところだった。
長く続けたいからこそ、無理を日常にしてはいけない。
その後、流産や命に関わる手術を経験したことでなおさら
自分の中での仕事とは、目的でなく手段なのだと強く思った。
あと、とても現実的なことで言うと当時の時給では
毎日数時間残業したところでお給料が大きく増えることも無かったしね。
手伝ってくれる人もいなかったしw
サービス業ってお客様ありきだから仕事が終わらないのが
私個人の問題でなく、人員だったりオペレーションだったり
お店全体の問題なのに、他のみんなは定時で帰ってくことにも
バカバカしさを感じてた。
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