読書メモ「(特集)保険法研究への誘い」(1/2)

損害保険研究第86巻第1号に掲載されている、榊素寛先生の「保険法研究方法論の現在地の言語化の試み(第1回)/企画の趣旨,保険法研究者のキャリア・パス,そして保険法研究の概要」を拝読しました。

個人的な感想に止まりますが、メモを記させていただきたいと思います。

(1)まず冒頭の「保険法の研究者養成は偶然のみに頼ってきており」という実態に驚きました。「ほぼ未開拓の分野も多く、今後の研究余地も潤沢に残されている」とも記されていて、個人的に保険法研究に興味・関心を抱いている一般人としては、残念な気持ちとともに、既に若くは無いけれど学外の一般人でも何か僅かでも貢献できる分野があるかしらと感じたりしました。

(2)とはいえ、大学院以上の研究者としての訓練を受けていない場合は、業界の裾野を広げる程度の貢献くらいしか想定できないかもしれませんが、それでも研究の活性化には少しは寄与できるかもしれないと感じました。

(3)法学教室521号「〈座談会〉研究者の素顔」が必読と紹介されていました。次に読んでみよう。

(4)脚注7に「ある研究者が在籍していた期間、その専門に近い書籍が所蔵されていない大学」とあり、驚きを感じて、またその理由に興味を抱きました。

(5)脚注8で我が母校が触れられていて、単純に嬉しく感じました。

(6)メモしながら読み進めておりましたところ、「4社会人からの研究者への転身」にも触れられていました。実際に転身なさった方とも接したことがありますが、人生の選択肢のひとつとして参考にさせていただきたいと感じました。

(7)研究会に関して、「時間は有限であり,あれもこれもと手を出しても破綻することが多い」にドキッとし、また「学内外に散在する筋悪な人の集まる研究会」には自分が他者に対してそうならないように気をつけようと感じました。

記事の途中ですが、IとIIで一旦区切りたいと思います。

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