コモカフェプレス vol.6
【メンバー以外の方へ】コウモリを知り、親しんで頂くためには、冒頭からシリアスでディープな話題を取り上げるのもどうかと思い、冒頭では楽しめるコウモリ雑学を特集しています。noteの無料ラインには、毎回コウモリ雑学の一部のみが表示されますが、中身では世界のコウモリに関する解説、海外のリアルなコウモリ事情等もマジメに考察しています。
コウモリファン、コウモリに詳しい方もお気軽に。
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上は、愛らしい動物の日本画で日本より海外で評価が高く、クリムトらもファンだった画家・小原古邨(明治〜昭和初期)の、月と蝙蝠の作品から。
日本では欧米文化が入ってくる前まではコウモリに対してネガティヴな印象はなく、「コウモリが家に棲みつくと栄える」と親しまれていました。
蝙蝠紋という家紋もあり、和服や和装小物にも好んでコウモリが描かれ、コウモリを描いた食器(長崎の波佐見焼など)も作られていました。
特にコウモリが描かれてきたのは帯です。帯は和装全体の印象を決める要。シャープな翼を持ち、黒い色をしたコウモリには引き締め効果やインパクトがあるためデザイン的に人気が高かったようで、明治〜昭和の中頃まで、女性だけでなく男性や子供用の兵児帯にも結構使われていたようです。
アンティークを含めて、ネットで調べたら沢山のバラエティ豊かなコウモリ帯がありました。芸術性の高いものも多く、帯がアートのよう。
普段は和服に縁のない私も、着物を着るなら絶対にコウモリ柄の帯を締めたいなと思うような帯ばかり。男性も今の時代にあえて、着流し・コウモリ柄・雪駄なんて、渋くて素敵だと思いますけど( ^ω^ )
★コウモリは着物のベストパートナー?
一番上は、見出し画像で使った小原古邨の絵を正絹に染めた帯。
彼の動物画はどれも愛らしいだけでなく、気品がある所が素敵です。
こうして見るとユニセックスで使えてカッコいい柄ですよね。
嬉しいご厚意は、地球に暮らす小さな仲間たち(コウモリと野生動物)を守る目的の寄付に使わせていただきます(๑´ω`๑)♡