移住地を考える時「好き」より大事なポイント
こんにちは。伊豆市地域おこし協力隊のかわさきです。
梅雨が明けましたね〜。しかし明ける前よりなんだか涼やかで高原みたいな爽やかさの伊豆市です。
夏、こんなんでいいの?と狐につままれつつ、まぁ暑さの中休みだろうなと思っておくことにします。
最近移住希望者さんのお話を聞く機会が多くなって感じていること、第二弾です。
好きなところはたくさんある
どうして伊豆市を移住候補に?と聞くと色々理由は伺うことができます。
海が好きだから♪
のんびりしているから♪
温泉のお湯が合っているから♪
うんうん、良いですね♪それでは伊豆市に移住してくることを想定して現実的な話をしましょうか!
と話は進み、お仕事やお家・生活環境の話になると…。
現実に戻る瞬間
暮らすことを考えるとリアルな視点に引き戻されます。
でも、そうやって一度冷静になり、自分の現実の生活を洗い出すのは大事な作業だなって、最近は思います。
海に毎日行くのが日常じゃないですし(漁師さんなら別ですが)
温泉に毎日浸かるのも日常ではないです(お家に温泉引かない限り)。
伊豆市で暮らすことってどういうこと?
朝起きたら洗濯し、それを干したらゴミ出しをして、車を運転し仕事に向かい、仕事が終わったら買い物をして家に帰り、帰れば電気代を使ってエアコンを動かし、ガス給湯を使ってお風呂に入りご飯を作って食器洗って歯磨きをして寝る。
移住前となんら変わらない日常を、伊豆市でやるということ。
洗濯物干しをすればたくさん蚊に喰われます。ゴミの分別は結構大変です。
ガソリン代は高いです。ガスもプロパンなので都市ガスより割高。お仕事の給料は都心より低めかもしれません。
思い出してほしい「許せないポイント」
なんだかすごくディスったようですがディスってませんよー!!(汗)
これが現実なのです。このへんが許せるかどうかじゃないかなーと思います。
決してバラエティー番組で切り取られているような、絵に描いたような田舎ぐらしじゃないもん。
きっとテレビで特集されている田舎のステキな人々も、裏ではしっかりと蚊やブヨに咬まれて、ガソリン代払って、ゴミもちまちま分別して暮らしているに違いない。
…というのが最近分かってきました。伊豆市のゴミの分別は、ちょっと想像を上回っていたかもしれないけど…。
暮らしの中で許せないポイントはないかどうかを移住前にしっかり見極めてほしいなと思います。
大抵のことは慣れます。
だから、「どうしても許せないポイント」です。
かくいう私の場合
大体のことは慣れました。
虫が出ても「あ〜またいる」と思ってティッシュでくるめるようになりました。
ゴミの分別も「あ、緩衝材は“その他のプラスチック”だよね〜」と、分別の
しおりを見なくても分けられるようになりました。
そんな私の許せないポイントは
「電車が通っていない」ことでした。
将来子どもたちが進学するとき……。自分で送り迎え?下宿!?!?!?
寂しすぎるしお金もかかりすぎるし、それだけは許せないポイントだったんです。
だから伊豆箱根鉄道の終着駅、伊豆市に来ました!
今のところ電車はそんなに使っていないですが、修善寺駅に踊り子号など停車していると子どもたちといつまでも見学して楽しんでいます♪
将来子どもたちが通学で三島方面に通うことになっても安心!納得し満足して暮らしています。
まとめ
今回も最後までお読みくださり、誠にありがとうございました!
移住するときはやりたいこと、実現したい暮らしなどはいったん置いておいて、ちょっとだけ冷静に自分の「許せないポイント」と向き合おう♪
というお話でした。
そのポイントを洗い出すために、相談者さんへやたら「伊豆市いいですよ〜〜〜〜!」とお勧めすることはできません。あしからず…です。