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誰一人取り残さないデジタル社会って何?

3種類の方法で、できないからできるに変える

誰一人取り残さないということっで、デジタルデバイド対策や高齢者向けのスマフォ講座も流行っている昨今ですが、それだけでは足りない、ということで少し資料にまとめてみます。

そもそも、80歳、90歳になったときに私自身も、ICT端末を使いこなしているか?と言われたら、そりゃあ今のようにはできないんじゃないかなと思っています。となれば、一定数の人たちに向けては、地域含めてデジタルサービスを享受できるようなデザインが必要となるでしょう。ここが、決定的に欠けている計画が多いのです。


1、物理的に回線が得られていない人に向けてはまずは届くようフォローする。
2、潜在的にできる人は、講座や使いやすいを支援して、できるを増やす。
3、とはいっても、使えない人たちに向けては、地域ぐるみで支援する。

誰一人取り残さないデジタル社会

できるネットワークを作り上げる

できるネットワークを増やすこと、これをしていかなければ、強烈に難しい難題(誰でもできる)の壁に立ち向かうことになる。例えば、日本語のできないおじいちゃん向けのアプリを個別で開発することを短期的にやることはできるのだろうか。
今進めるのは、先に使える人たちに使ってもらえるようになること、その人たちが潜在的にできる人に使い方を伝授すること、そして、余力が出てきた中で、できる人たちが地域で支える。これ、福祉でも産業でも、交通弱者の問題でも全く構造は同じで、最後は地域の合意のもとにデザインできるかが鍵なのだよね。普段から、地域と向き合っていなければ、デジタル化をどれだけ推し進めようが、最後の一手はできないのです。

できるネットワークを作る

優れたサービスは融ける

そして、もう一つは使ってもらうではなく、融けるデザインをすること。
わざわざ使ってもらうから、できない人が出てきてしまう。
でも、そんなことをせず、気がつかず自然に溶け込むデザイン、これをしていかなければ、手間はどうしても増えてしまう。

老荘思想の無為自然とはよく言ったもので、人為ではなく、無為に近づけること。これが地域DXを加速させる最後の手だてだと考えて、試行錯誤しているところです。

優れたサービスは「融ける」

自治体DX推進計画、「民」の部分ちゃんとみれてますか?
目新しい最新技術を取り入れることが、地域DXではないですよ。
普段からの信頼関係の上に、デジタルも実装するのです。

それができていないなら、まずはそこから計画に盛り込んでみてはいかがですか?

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