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ビジョンとコンセプトを自ら作る

お盆の間、色々と考えさせられることがあった。自分がこれまでやってきた仕事のことや、これから何を成すべきか。考えれば考えるほど、現状に甘んじていることが浮き彫りになった。それで、自分なりに一つの答えにたどり着いたんだ。それは、「これまでのやり方に縛られていたら、未来は作れない」ということだ。

なぜ今、動かなければならないのか

自治体の現場で感じるのは、「なぜこれをやるのか?」という目的意識の欠如だ。上からの指示を受けるだけでは、住民に何を伝えたいのかがぼやけてしまう。住民が本当に求めているのは、彼らの生活を本質的に支えるサービスだ。そのためには、私たち自身が何をすべきかを明確にし、目的を持って行動することが求められる。

もし私たちが「言われたからやる」という姿勢で仕事をしているなら、それは問題だ。目的が曖昧なままでは、住民との間に不信感が生まれてしまうし、今の時代の変化についていくことも難しい。目的を持ち、それを自分の言葉で語れるようになることが、今私たちにとって最も必要なことだ。

変わることを恐れず、未来を切り開く

特に上層部にいる人たちは、これまでの成功体験に縛られがちだ。「これまでのやり方でうまくいってきたのだから、このままでいい」という考えが、新しい挑戦を妨げてしまう。しかし、時代は確実に変わっている。これからの課題は、これまでの方法では解決できないものが増えてくるだろう。だからこそ、私たちは新しいことに挑戦する勇気を持たなければならない。

変わることを恐れてはいけない。むしろ、変わることが私たちの義務だ。過去の経験に固執せず、未来を見据えて行動することこそが、私たちが今求められていることだ。そうでなければ、私たちはただの「過去の遺物」に成り下がってしまうだろう。

自治体の本来の役割を再認識する

自治体の役割とは何か?それは、住民の生活を支え、彼らがより良い生活を送るための基盤を提供することだ。しかし、それを実現するためには、私たちが住民の視点に立ち、彼らが本当に何を必要としているのかを理解し、それに応えることが求められる。住民が自治体の存在を意識することなく、自然と便利な生活が送れるようにする。それこそが、私たちの目指すべき姿だ。

ただし、これは簡単なことではない。住民が「自治体がやってくれた」と感じることが最上ではない。「いつの間にか便利になっている」という状態を作り出すことこそが、真に優れたサービスだ。これを実現するためには、自治体職員一人ひとりが自分の役割をしっかりと理解し、住民の視点に立って行動することが不可欠だ。

聖人にはなれない、だからこそ地道に

老荘思想には、「太上は下もこれあるを知るのみ。その次は親しみてこれを誉ほむ。その次はこれを畏おそる。その下はこれを侮あなどる」という言葉がある。これを行政に置き換えるならば、最上の行政とは、住民が自治体の存在を意識することなく、自然とその恩恵を受けることだ。わざわざ「自治体がやってくれている」と気づかれる時点で、それはまだまだ足りないということだ。

しかし、私たちは聖人ではない。だからこそ、泥臭くても確実に結果を出すことが求められる。合意形成のために現状を冷静に評価し、住民が求めるビジョンを描き、それに基づいて行動していく。時には住民との間で意見がぶつかることもあるだろう。それでも、その差を埋めるために提案を続け、地道に進めていくしかない。それが、私たちにできる最善の方法だ。

てなことで、ビジョンとコンセプトをまずは作る。を体験してほしい。
そのための1Dayの研修というかまだドラフトのやり方を考えてみた。

そのために提案したいのが、ビジョンとコンセプトを構築するための1日研修だ。これはまだドラフト段階だが、実際に試してみたいと考えている。この研修を通じて、自治体職員一人ひとりが自分の役割を再認識し、新しい時代にふさわしい自治体の在り方を共に考えていくことを目指している。

もし、この研修に興味がある、あるいは新しい挑戦に参加したいと思う自治体があれば、ぜひ声をかけてほしい。私たちと一緒に未来を作り上げるための第一歩を踏み出そうじゃないか。自治体の未来は、私たち一人ひとりの行動にかかっている。だからこそ、今この瞬間から動き出す必要があるんだ。

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