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管理職になるべき方々に送るDXプロジェクトリーダーとは
管理職になるということは、これから担当者からの視点が変わることであるわけだ。そんなことを含めて、東京都庁と1日で新規に管理職になる人に研修をしているので、そんなノウハウを話そうと思う(これ、真似しちゃダメよ、お客さんになっちゃう人と、優れた人が結構わかって辛いので。試験がうまい人を管理職にしちゃダメ)。
なぜ、都庁向けに新規の管理職向けにやるか
ここで、頭のおかしいことを言っておかなければいけない。
なぜかと言えば簡単。自治体は、思考停止をさせる仕組みの固まりだからだ。だって、定型業務やルーチンワークの効率化しか話さないのだもの。
DXってそういうものだっけ?新しい価値の創出がなければやる意味なくない?もしくは、このままだと出来なくなるから、そもそも変えるではないの?
そういう意識の変革をするためのお仕事が私がお手伝いしていることですよ。やりたくない人に伝えるなんてこと、全くしたくないです。そういう方々は勝手に滅んだらいいです。
でも、今まで進まなかった現実をまとめさせて、汎化させてみていますが、これは見事に良い感じになっています。これが全て解決すれば、きっと都庁は生まれ変わるでしょう、そんな人材を育てるトレーニングでもあります。
一部の方は、デジタル化できない人もいるとか、ここ数日も話している人をみてきました。じゃあ、いいじゃないですか。日本語を書けない人に合わせて、あなたは日本語を書く仕事をするのですか?文句と例外を言うだけのことをやるのが、社会をみる自治体の仕事いうなら、そういうのはいらんのですよ。まずは大局を見て判断するのが管理者のお仕事です。
じゃあ、何したらいいの?え?やりたいビジョンないの?
じゃあ、やめちゃったらいいのでは。
私は、私なりのビジョンややりたいことはある。
でもね、管理職に自分なりの「ビジョン」それがないなら、いいよ、次のことなんてとりくまなくていい、そこには意味ないよ。
考えるができなければ、提携業務の管理なんて、AIで時間の問題で置き換えられますから。人が考えるをやめたら意味がないのです。
例題に対して文句ばかり言う。
これひょっとすると自治体の中でずっと培っているのは文句の付け方だけなのかもしれない、と言うぐらい評論家はいらんのですよ。そんなことばかりだから、何もできなくなるのです。今回は、できないということを、管理職ができるようにどうしていくか、それがポイントです。
批評ではなく、考える管理者となる、そのために徹底的に考えさせます。
自分がやっていることに対して同じように言われたら動けますか?なぜ、よそのことを他人事のように評価してるの?それだと、いつまで経ってもダメなのですよ、変化を起こす嵐の目となるのは管理職だけ。腹を括れないようであれば、次の世代の管理職としてはよくなくて、今までの人たちのようにダメ出しするだけの人材になってしまいますよ。だから、これを改めるのがこの研修。
評論家が管理職になるからダメなのです、実行できる人を評価する。っていう風潮をどう育てるか。それは、これから管理職になる人たちから変わっていく、それ以外に何も言うことはないのです。
誰かが言ってたね
ぶっちゃけ、都庁も神戸市も浜松市も、私が手伝ってる時点でそこまで職員が進んでるなんてことはないのですよ。外部から多くの人がきているかもしれませんが、世の中で一番くっそうるさいこと言う私が言ってやってる時点でそういうのが必要とされているということです。
それっぽい、市民協働も同じね、やってるフリしかない。ちゃんと、地域に出てリサーチしなければ、と思っているわけだけれど、デジタルツール入れればいいになっちゃっているのは、デザインとは真逆の方向だと感じています。
本当にセンシティブなところについて、デジタルで合意形成してるところあれば教えて欲しいなぁと常々思っているところです。私は4年ぐらい会津若松市とファシリティマネジメントを丁寧にしてるけれど、少なくても静岡県内でそこまでできていることは知りません。つまり、アナログでもできていないことなんて、単なる噂づくりでしかないので、本当のアウトカム考えて地域のDXはやらなければいけない。だからこそ、今回の研修では本音を見抜く考えるトレーニングをいれているのです。
お金の使い方を「市長」ではなく「市民」に向けてる?
業者や派手なことに全フリしてるのをよくみるけど、住民が何やってるか知らなかったら意味ないのですよ。そのためのサービスリサーチ&サービスデザインなのではないですか?それちゃんとやっていますかね。金が欲しいだけの団体や、口先だけで、地元に入り込まないだけの団体のせいで、実行の段階の市民合意だけ依頼されること多いけど、それでは意味がない。職員たちが現場に出て、リサーチした生の声と、データに裏付けたファクトを合わせて価値を出す方法を考えていかなければ本当の解決にはならないでしょう。私は、地域と共にやる自治体の支援をしていくのです。
そんなこんなで150名弱育ててます!
ふう、愚痴も出てくるが、深掘りできている、さすが!という職員もいる。こういう職員が改革の旗手となってくれればいいなぁと思いながら、やってみているところなのでした。
うちの自治体でもやって欲しいよ!という方は、予算とセットで相談してね。民間は、稼がないと生きていけないので、有志で・・・ばっかりはできないのですよ。