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いりえ にまつわるエトセトラ

 本の町 神保町。 あと、カレーの町?  東京含め、首都圏に十何年も住んでいるが一度もその地を踏んだことはなかった。

 自分の携帯はガラケーなので、数年前から地図系のサービスが終了していて使えない。 
なので初めて行くところの地図は、PCで検索して画像をガラケーのカメラで撮影する。やってる作業は限りなくアナログである。

 「迷わなければいいな」と思いながら、チェックポイントだと思っていた交差点を過ぎるとお店が入っているビルが見えてきた。
 
なんで分かったかというと、ビルの名前が書いてある真っ赤で大きな看板が見えたからである。  
初見者にもやさしい。首都圏のビルは全部大きく名称を書いてほしい。

 エレベーターに乗って目的の階に降りる。 お店の白いドアには小さな看板が掛かっている。
ドアを開けて中に入ると店主がびっくりしたような表情で「こんにちは」と挨拶してくれた。 (この後、店を訪れる度にびっくりしたような表情で出迎えられるのでこれがデフォなのであろう。 自分は勢い良くドアを開けたり、「わっ!」などと大声をあげて店内に入る、または謎のコスプレ姿で参上するなどはしていない。為念。)

 「こんにちは」と挨拶を返し、棚を眺めていると「何かお探しの本はありますか?」と店主が尋ねてきた。
「実は、こだまさんのイベントのことでお聞きしたいしたいと思って来たんですが。」
「わざわざありがとうございます。この店のことはSNSで見て来られたんですか?」
「ええ、鍵アカなんでDM送れないみたいで。電話番号とかアドレスも見当たらなかったもので。一応、お店のアカウントはフォローさせてもらってるんですが。」
「それは申し訳ありませんでした。アカウントのお名前を教えていただいてもいいですか?」と、いうと店主はスマホを取り出した。

「○○というアカウントなんですが。」
「○○… ああ、これですかね?」
「あ、はい、そうです。」
「今、フォローさせてもらいますね。」
「あ、お願いします。」

 その後、こだまさんについて少し話をして、イベントのメインとして取り上げられる本『覚醒するシスターフッド』が未読だったのでハリ書房さんの棚から購入。
他にお客さんがもう1人入って来たのを機に、もう少し店内を散策。
店主の作ったzine2冊を試し読みしてたら、なんかすらすらと読み込んでしまっていたので、迷った末に2冊とも購入。

こうして、はじめての『いりえ』さん訪問は終了したのでした。(そう、この時点ではまだイベントへの申込みは出来てないのです。 また、つづく… ?)


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