東京03と三一書房と伊丹とリーガロイヤルホテルとまほろば賞とフォークナーと
6月締め切りの原稿の、おそらくは最終チェックを済ませたので、出来上がりを待つのみ。出たらお知らせします。10月の大阪文フリにて販売される予定です。
27日、第25回東京03単独公演『寄り添って割食って』。たしか2019年の第21回単独公演『人間味風』以来のはず。大阪会場がサンケイホール・ブリーゼから梅田芸術劇場シアター・ドラマシティに変わってから行けていなかった。最高に楽しかった。
さいきん、朝鮮戦争についての本をがんばって読もうとしている。信頼の三一書房によるツイートを参考に2冊購入。高文研より出ている林博史『朝鮮戦争 無差別爆撃の出撃基地・日本』をどうするか。立ち読みして伊丹(大阪)空港の記述が多かったら考えるか。
29日、『白鴉』33号掲載の蒔田あお「エリザベトを選んで」がまほろば賞本賞を得たということでリーガロイヤルホテルで行なわれた授賞式ほかその他もろもろのイベントに参加。「My Runway feat. Rei」ヘビーローテーションしつつ13時開始のところ、ちょっと遅れて参加。この曲はいつも『ストリートファイター6』のマノンを思い出す。最後列に座り、前のほうでなんかみんな難しそうなこと言ってたのでスマホ見たり金東椿『朝鮮戦争の社会史──避難・占領・虐殺』(平凡社)を読んだりと気ままに過ごす。オレンジ地に赤いハイビスカスを散らしたシャツを着ていたので、どこの輩が紛れ込んできたのかと思われていたに違いない。でも襟があるのでギリ正装。吉村萬壱氏の話はやはり面白く、場数踏んでるなあと。脱毛症による禿だと頭剃っても色が違うらしい。つまりスキンヘッドになるために脱毛症になったら剃る部分がすくなくなって楽、というわけにはいかないらしい。たいへんためになる話だった。スキンヘッド計画を見直さなければならない。演題は「ダイモーンの声」。その後、シンポジウム。自分語り長いおじさんが出現するも、われらが大阪文学学校代表が撃退。そして16時ごろにようやく授賞式。代り映えしない選考委員で長いことよくやってるよなとか思いつつも、受賞はおめでとうございます。終わってから懇親会。これがはじまるまでがまた長い。こういうことはさっさとはじめてほしい。すこし離れてところにいた吉村萬壱氏と目が合ったので手をあげる。川村湊氏が懇親会にも来ているとわかり、『架橋としての文学──日本・韓国文学の交差路』を積んだままであることを悔やむ。話題のA賞受賞作の話。私は岡和田リストに入っていないので未チェック。読まなくてよさそうな本を知ることがもはや大事。そうこうしているうちに勝又浩氏まで登場。あと5杯ぐらいビール進んでたら川村、勝又両氏に33号を押しつけることができただろうに。私はせいぜい吉村氏と自撮りさせてもらうだけなのであった。そういえば勝又氏のは『私小説千年史』読んでたな。I嵐氏とも挨拶。よそ見しすぎとの指摘。どうも彼の期待通りの作品が書けていないらしい。フォークナーを見習えとのことであった。氏の思い通りの方向に進んでいないというだけの話だろうけれど、「蟹(「三十歳」)」最高峰という評価はどうにか完全に崩したいところ。
帰り、日傘を忘れかけたので取りに戻る。
さいきん読み終えた本
五郎丸聖子『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』(クレイン)
さいきん観た映画
『マッド・ハイジ』(ヨハネス・ハートマン/サンドロ・クロプフシュタイン)シネ・リーブル梅田
さいきんの舞台観賞
第25回東京03単独公演『寄り添って割食って』(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)