白鴉例会とリフォームと路地と本屋とクラムチャウダーと『ブルーアワーにぶっ飛ばす』と「呪われて死ね」とカーテンと
前の記事からまだ一週間だが、私はもう書くのである。
22日、ひょっとしたら今年の私は確定申告をするべきなのではないかと思い立ち、行きつけの電気屋へ新調した電子レンジの料金を払いに行ったついでに相談したところ、会計士を紹介してもらえることになった。客間兼書斎にしようと考えている部屋の畳と壁紙と襖の張り替え及び廊下の壁紙の張り替え、DKの壁紙とフローリングの張り替え、システムキッチン交換と、全部でざっと多めに見て200万ぐらいいるかもしれないとのこと。29日に業者を伴ってきてくれるらしいので、そのときにもうちょっと具体的な金額がわかるだろう。29日にはnuro光の屋外工事も予定されており、なかなか忙しい。何しろほかにも、風疹の抗体検査の結果を聞きに行ったり、保険外交員の来訪があったり。こんどの土日こそは映画を観に行きたいが、どうなるか。
電気屋の帰りに、幼少期を過ごした魔の地帯へ足を運んでみたところ、記憶よりもはるかに道が狭く、せせこましくて古くさい印象だった。あまり整備の手が行き届いていない状態と言えば通じるか。いちばん最初に住んでいた家のあたりに行ってみると、まんま路地であった。中上健次やん、とちょっと感慨深かった。そして取り置き中の本を回収するついでの本屋巡り。買ったのは合計5冊。伊藤孝司『無窮花の哀しみ――【証言】〈性奴隷〉にされた韓国・朝鮮人女性たち』(風媒社)、梶山季之『族譜・李朝残影』(岩波現代文庫)、廣瀬陽一『中野重治と朝鮮問題――連帯の神話を超えて』(青弓社)、ヴァージニア・ウルフ『ジェイコブの部屋』(文遊社)、『青と緑――ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)。最初の2冊が取り置き本。岡和田晃 編『いかに終わるか――山野浩一発掘小説集』(小鳥遊書房)も探したが見つからず。関西にはまだ来てないのだろうと、hontoからぽちった。
帰宅後、18時半より白鴉例会。2作。『ブルーアワーにぶっ飛ばす』という名作映画を紹介する。思い出すたびにいい映画だなあと思うので、そろそろBlu-rayを買うべきか。ゲーミングモニターも買ったことだし。品切れになる前に。2019年の映画なのですね。終了後、諸々話し合い。
終わってからクラムチャウダー作り。サイゼリヤで食べて以来、行きつけのスーパーでルーも売ってることだしと。ルーの箱に書かれているレシピによればキャベツを入れるのが主流のようだが、サイゼリヤユーザーは白菜を入れるのであった。たしか牛乳800mlと水150mlとか書かれていたので、900mlの牛乳パック全部と、あまりの寒さにちょっとだけ呑んだ白ワインで作成。わりとうまくできたが、個人的な好みとしては水分が多すぎた。そのうちミネストローネを作りたい。料理によって自己肯定感をちょっとずつあげることに成功している気がしなくもない。まあ、作るだけ作らせて文句しか言わない人間に作ったりしてないからな。あれは地獄の日々だった。誰かのために作るという行為がくそでしかなくなったな。世の主婦はそれをほぼ一生やってるわけですが。頭が下がりますね。
翌日、カーテンを変えた。
ちょっと早いですが、昨年5月に発行した『白鴉』32号に発表した「呪われて死ね」を「略歴と作品」にアップしました。怒られたら引っ込めます。読んで褒めていただけるとうれしいです。
さいきん読み終えた本
キム・ジェンドリ・グムスク『草──日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー』(ころから)
金石範『火山島(1)』(文藝春秋)
さいきん観た映画
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン)塚口サンサン劇場