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勿体ないという気持ちを無くす
新人の頃、ヤマトリサーチの大和先生から学んだことが有ります。
物の価値は、人によって違うという内容です。
例えば、砂漠で今にも野垂れ死にしそうになっている方にとってコップ一杯の水、どれだけの価値が有るのか分からないほどあるはずです。
人は自身にとって価値のある物を、相手にプレゼントすると勿体ないという気持ちが出てきます。
私にとって永遠の課題の一つに、勿体ないという気持ちを無くすというのが有りました。
等価交換のプレゼントは成り立たない
よくドラマなどで別れ話が出た時に、男性が「お前にどれだけ貢いだか分からない、今まで貢いだものを返せ」というシーンを見かけますが、何を期待していたのでしょう。
見返りを求める等価交換でのプレゼントは、プレゼントでは無いと思います。
プレゼントは「あげた」もの「貸した」ものでは有りません。
ただ、男性の気持ちが分からない訳では有りません。
貢げば貢ぐほど、その女性の価値が有るものに代わるからです。
女性にも言えることが有ります。
男性にどれだけ貢がせたかによって、自身の価値が高くなるという話です。
あざといと言われても仕方のない話かも知れませんが、男性とはそういう生き物なのです。
勿体ないという気持ちを無くす方法
話を元に戻しますが、それよりも自身にとってそれほど価値が無く、相手にとって価値のある物をプレゼントすることが出来れば、殆ど勿体ないという気持ちも無く、相手を喜ばせることが出来ます。
更に相手から感謝されれば、勿体ないという気持ちも和らぐと思います。
この考えに至ってから随分と考え方が変わりました。
「おごる」と「貸した」は違う
昔、先輩の一人に豪快な方がいました。
よくおごりで飲みに連れて行って頂きました。時に数万もおごって頂いたことがありますが、一切返せとは言いません。
逆に1,000円だろうと貸して頂いたものは返せと言います。
「おごり」と「貸した」を明確に分けていた方です。
少々女性にだらしない所は有りましたが、それは抜きにして、こういう男に成りたい、当時そう思ったことも有ります。
帳簿を付けない
もう一つ重要なことが有ります。
それは、帳簿を付けないという事です。
本当に帳簿を付けている方はいないと思いますが、心の中であの人にはいくら、この人にはいくらプレゼントしたと考えないという話です。
帳簿を付けてしまうと、やはり返して欲しいと考えてしまいます。
誰に幾らプレゼントしたか分からない、それくらいの気持ちを持てば良いという考えです。
とは言え、中々この考えには到らないので、私自身はこう考えることにしました。
幾ら大勢の方にプレゼントした所で、全員からお返しが有るとは限らない。
ただいつの日か、プレゼントした人の一部の方は返してくれる。
それも、皆にプレゼントした総量に利息を追加した分以上が戻ってくる。
正し、期待しても行けない、期待していない時に戻ってきた方が期待していた時よりもははるかに嬉しい。
そう考えることにしました。
長年続けていくと
誰しもが勿体ないという気持ちは少なからずあると思います。
しかし、等価交換ではないという考え方、及び自身にとって価値が無い、又は少ないというものと、相手にとって価値が有るというものを見つけようと考え始めると、相手の事を理解しようという気持ちが更に芽生えます。
私は、この自身にとって、価値が無い、又は少ないというものに情報というものを利用しました。
営業にとって情報は価値となります。
更に、相手から感謝されると勿体ないという気持ちは薄れてきます。
それと帳簿を付けないという考えが出来始めてくると、それほど勿体ないという気持ちは無くなりました。
こうなってくると、多少勿体ないと感じることでさえ、それほど感じることが無くなり、感謝されることが喜びにと変わってきました。
ただ、未だに感謝されないと掛けた時間が勿体ないと感じることも有るので、まだまだ精進が足りて無い事を痛感しています。
ただし、私自身がプレゼントされた時は、相手に対して感謝の気持ちをお伝えするようにしています。
相手が、私に対して勿体ないと感じさせないようにする為も確かにありますが、感謝は何事にも代えられない気持ちだからです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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