コドモとわがし_190630_0033

コドモが和菓子に出会うイベントを実現できた話①

この記事内でやりたい!と言っていたイベントを

実現することができました。

「コドモと和菓子」というタイトルで6月16日の和菓子の日に開催。

あわせて約20名の大人と子どもが集って頂けるイベントとなりました。

企画の背景_外国からの輸入パーティの多さ_

約3年程、季節や誕生日のお祝いの空間を作る事、パーティスタイリングにまつわることをやってきたのですが、ずっとずっと気になっていたのはこのパーティスタイリングやお祝い空間界隈で、日本の行事が中々盛り上がらないこと。

クリスマス、ハロウィーン、最近はイースターやベビーシャワーなど数々のお祝い事、行事がイベントとして企画され楽しまれているのですが(私も楽しんでいるし、上手に取り入れて楽しめばいいと思ってる)日本の行事は行われているもののパーティスタイリングとしては中々盛り上がっていないように感じていました。

とはいえ、外国のパーティのように、飾って、アクティビティ(ゲーム)をして、というものが日本の行事にあてはまるのかというとそれはまた別の話、とも思っていて、淡々と粛々とその日を祝い、「静」という言葉が似合うことが素敵なところ、とも思っているので一概にワイワイやろう!というわけでもない。

でもこういう空間やイベント装飾、パーティスタイリングの活動をする中で日本の行事にも着目してイベントをしてみたい!という気持ちがずっとあり冒頭の文に載せたとおり、理由はシンプルでいいなら一度やってみよう!と決めたのでした。

なぜコドモと和菓子?

岡山にある「今八ふたわ」さんという和菓子屋さんに出会ったのが2019年の始め。友達に教えてもらって、HPを見て、お店に行って、お店と和菓子の、なんとも凛していてシンプルで現代的な雰囲気がたまらずファンになったのがまずはきっかけ。お正月のムードもあり、和のイベントに今年は挑戦してみたいなと心にとめていたのでした。

冒頭の瀬戸内かわいい部さんの企画の「倉敷わがしさんぽ」というものに参加して、和菓子の美しさをあらためて知り、そこへゲストとして来られていたせせなおこさん(和菓子専門家/和菓子女子)が様々な観点から和菓子を愛でていたことに刺激を受け、やっぱり何かしたいなと決めたのでした。

それからは和菓子にまつわる絵本や本を探しては読み、和菓子が季節を見立てて形や味に表現しているところや名前の美しさに惹かれ、たいそうなことは言えないけど、子どもたちにも触れてほしいなと思ったのがコドモと和菓子をテーマにしようとした経緯。

はじめての自主イベント企画

スタイリングや店舗装飾、イベント装飾という「装飾」、「スタイリング」ということは経験があったけれど、イベントを「企画」ましてや参加者を募る、ということは未経験だった私。

イベントを行う場所である岡山にやってきたのは1年をやっと過ぎたところで、声を直接かけられるような友達もいない、どれだけ興味を持ってくれる人がいるのか、そもそも発信したところで発信力があるのかどうかもわからない。というレベルだったのでやるかどうかということ自体をそれはそれは悩みました。

でも悩んでいるうちに熱が覚めて結局やらないことの方が残念だし、悔やむだろうなと思い、もし人が全く集まらなかったら、もう家で個人的にやろう!とにかく発信してみよう!と、基本的な段取り(場所をおさえたり、参加費を考えたり)をした上で告知したところ、キャンセル待ちの方も数名いらっしゃったり、予定があるから行けないけど行きたかったと個別であえてご連絡をくださる方がいらっしゃったり(全部、知人ではない、はじめましての方々です)という状態に最終的にはなったのでした。

もちろん自然に人が集まってくださったというより、興味を持って下さるように様々自分なりの工夫や努力もしたのですが…

予算、装飾、イベントの内容、和菓子のセレクト等々、全て自分でやったので息切れしそうだったけど、振り返ると充実していたし、経験したからこそ学ぶことも多かったです。

途中、京都にも行って(なんとなく和菓子の聖地というイメージがあった)和菓子作りの体験をしたり、京都から和の空気とデザインを吸収したり東京で、虎屋ギャラリーへ早朝から行ってみたり、ということもしました。

②へ続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?