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10年間、起業家の隣で働いてみた。

はじめに

Leaner Technologies(リーナーテクノロジーズ)という調達・購買領域のクラウドサービスを開発・提供している会社でCOOをしています。



M-1が始まったあたりから、年の瀬を感じます。年末になると気合を入れすぎてしまい、年末年始は、爆睡・療養から始まるというのが定番になりつつあります(noteの寄稿も12/24の予定が12/31になってしまいました)


もうすぐ2024年も終わりますが、
日々、うれしいニュースが増えていて、年々、涙もろくなっています
(※元々、泣き虫やんけ、という意論・反論は認めません)

今年、採用面接で本当に素敵な出会いがたくさんありました。
ご縁のあった方もそうでない方も、素敵な方ばかりで、面接が終わるたび、”明日からも頑張ろう”と逆に私が活力をもらうことが多かったです。
(ご応募いただいた候補者の方はもちろん、エージェントの皆様、日々奔走しているリクルーティングチームの皆様…本当にありがとうございます)

その採用面接で、聞かれることが多かった質問が

”田中さんから見て、大平さんはどんな人ですか?”です。

今年はこのテーマについて、書いてみようと思います。
興味をもってくださった方、ぜひお話ししましょう~!
TwitterLinkedin、Pitta(下記)いずれもお気軽にお声がけください)


出会った時のことを振り返ってみる

私と代表の大平さんの出会いは、大平さんが新卒で、前職のA.T.カーニーに入社してきたときのこと。もう10年の付き合いになります。
前職時代、私が上司<>大平さんがメンバーという関係で仕事をすることも多かった中で、現在の関係を見ると、不思議に思う方もいるよう。
今日は、この10年一緒に働く中で感じた、”私から見た大平さん”について書こうと思います。
(※あくまでも私から見た主観です。そして書いていたら恥ずかしくなったので、いつか消しているかもしれません)

先輩にどんな人?と聞いたら”面白い子”と紹介された

最初に一緒にお仕事をしたときのプロジェクトのことです。

一つ前のプロジェクトのマネージャーだったMさんに、
”今度ご一緒することになったんですが、大平さんってどういう人ですか?”
と聞いてみたところ、”面白い子だよ(ふふふ)”と回答をもらいました。

こういうときって、”XXが得意だよ~”、”XXが苦手だよ~”、”仕事の進め方は~だから、~すると良さそう”といった引継ぎをもらうことが多いものですが、面白いとは!?と、当時のことを今でも覚えています

実際仕事をしてみて、”本当に面白い子だな”と思いました(語彙力)

印象的なエピソード

ここで、印象的なエピソードを一つ。
ある通信会社さんのプロジェクトのときのこと。
限られた時間・体制の中で、スコープ(範囲)が広かったので、
”どこからどこまでやろうかなぁ”なんて頭を悩ませていた時のこと。
大平さんから、

”プロジェクトのスコープは僕がやるので、えいちさんはもっとすごいこと考えてください!”

ここで知らない方のために、コンサルティングの働き方について、補足させていただく。コンサルティングでは、お客様から期待された目的・スコープ(範囲)に対して、アウトプットを提供するのがお仕事です。
なので、スコープが終わる=プロジェクトが完了することを意味します。
そう、お仕事が終わっているのだ。

帰って安らかに眠りたい気持ちを抑えつつ
”何か面白いことやってくれて”と言われたもんだから、さて困った。
とはいえ、やった方がいい問題・課題は散見されたのでひたすら解いた。
2人でがむしゃらに働いた。大変だったような気もするけれど、終わってみると、いいアウトプットだったと思うし、10年以上たった今でも、当時のことを話せるくらい想い出に残っている

リーナーに入る前後のことを振り返ってみる

そこから数年たった、2018年末。
当時大平さんと一緒だったプロジェクトが長期の休みに入り、その休み明けのこと。

どうやら、休み中に、海外(確かバリ)に行って、一人で合宿し、これからの半生について想いを巡らせていたらしい。

・なぜ世の中を変えたいか
・世の中を変えるためには、どれだけ時間、お金がかかるか
・だから、自分は今動き出さねばならないか
彼は嬉々として話してくれた。

事業も社名もまだ何も決まっていないし、ある種、荒唐無稽なものかもしれないけれど…”世の中を変えるとしたらこんな子なんだろうな”、そんな気持ちになったのを覚えています。

そんなこんなで、気づいたら、私も参画することになるわけですが…
私がLeanerに入社した経緯は、入社エントリーのnoteをご参照ください↓

Leannr創業時2019年3月くらいの写真


リーナーに入ってからのことを振り返ってみる

リーナーが始まってもうすぐ6年。
いろいろなことがありましたが、大平さんを横で見ていて感じているのは、
”常に変わり続けている”ということです。

考え方、立ち居振る舞い、言動…いずれもミッションの実現のため、仲間がコトに向き合い続けられるようにするため、どんどん進化を続けています。

変わったポイントを挙げると、枚挙にいとまがない。
絶えず、変わり続ける彼の姿を見て、私自身も壁にぶつかったときも変わろうと踏ん張れているように思います。

改めて、大平さんってどんな人ですか?と聞かれたら…

こう答えます。

”世の中を変えられるか変えられるか、それはこれからの自分たちの頑張り次第。ただ、もしも、世の中を変える人がいるとしたら、こういう人なんだと思う”

もう少し言葉にしてみます。

苦手なこと

まず初めに言っておきます。大平さんには(というか誰しも)苦手なことがたくさんあります。
・敬語を使う(だいぶ上手くなりました)
・期日通りに進める
・ルールに従って、所定の作業をする
その反面、それを補ってあまりあるくらいいいところがたくさんあります。

いいところ①:純粋に、”コトに向いている”

リーナーのValueの一つに”矜持”ということがあります。
上で書いた、新卒プロジェクト時代の発言も、”最初は生意気な子だなぁ”なんて思ったものだけれど、彼と話してみて気づいた。

彼にとって、顧客の期待値は超えて当たり前、ましてやプロジェクトのスコープなんてどうでもよい。”ただ、世の中、会社のためにやるべきことをやりたい、それだけなのだ”と。

誰しも、自身の置かれている環境や制約条件の中で考えてしまうもの。
純粋に、なすべきこと、あるべき姿を考えられる、というのは才能だ。

いいところ②:没頭する、熱中する

リーナーのValueに”不撓”という言葉があります。”今できる最善”を探り続けるという意味です。
大平さんは、やると決めたらやる。徹底的に、そして楽しそうにやる。
どんな大変なことがあったときも、”盛り上がってきましたね~”と笑い飛ばしながら、みんなを鼓舞し走ってくれる。そして最後には結果を出す。
”努力は夢中に勝てない”。彼を見ているとこの言葉を思い出す。

いいところ③:チャーミング

ここまで書くと、剛腕でゴリゴリな人が出てきそうだけれど、そんなことはない。”すごいやつ”なんだけど、”なんか応援してあげたくなる”…
上手く言葉にできないけれど、そんな人間的な魅力がある。

いいところ④:任せる。それも徹底的に

リーナーには頼もしい仲間がたくさんいて、各々の持ち場で頑張ってくれています。大平さんは、任せると決めたら、本当に任せる。
もちろん、ディスカッションはいつでもしてくれるし、求めればアドバイスもしてくれる。だけど、”自分の信じたメンバーが、現場でお客さんに向き合って、真剣に考えている答えが一番”、そのリスペクトの下、最後には”XXさんがいいと思うならそれがいいんじゃないですか”と推してくれる。
だから、みんな、責任感とやりがいの中でやれているんじゃないかなと思う(私もその一人)
これを言行一致でやり切っている代表は、そこまでいない気がします。

いいところ⑤:美学がある

彼には大事にしていること(=美学)がいくつかある
例えば、
・壮大なミッションには、メンバーが、長きにわたって、熱量高く頑張り続けられる必要があって
・そのためには、メンバーはもちろん、家族・パートナーの皆様にも共感・応援いただけることが大事だ
他にも、
・メンバーが、長きにわたって、熱量高く頑張り続けられる必要があって
・そのためには、メンバーが期待すること、それに対して、会社・個人として答えられるかを確認した上で、約束すること
といったようなものだ。ほかにもいくつかある。
(ぜひ、昨年の大平さんのnoteもご覧ください↓)

もちろん、ドライに割り切ってやる方法もあると思う。
ただ、私はこういう考え方が好きだ。そして、世の中を変えるためには、こんな考え方もあるんだなというのが伝わったらいいなと思う

そういえば、第一位は…?

ここまで”私からみた大平さん”というテーマで書いてきました。

私が採用面接で聞かれる質問で最も多いのは、
”リーナーの事業展望・成長戦略は?”です

これはこれでとても面白いのですが…書けることが限定的なので…
気になった、そこのあなた!ぜひ一度、お話ししましょう~!
”やらない後悔より、やって大成功!”(by 令和ロマン)

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・Pitta↓

最後に


そういえば、
”今のリーナーを富士登山に例えると何合目ですか?”
という質問を頂くことも多かったです。
それに対しては、”まだ登山口までついていない、というかやっと品川駅を出発したくらいですかね”、”それくらい、やりたいこと、伸びしろがある会社・事業だと思っています”とお答えしています。

実際に富士登山したときの写真があったので添えておきます

2022年富士登山の時の写真(金曜仕事終わりにそのまま登山したので二人ともお疲れ気味)

改めて、2024年、
素敵な顧客企業(バイヤー、サプライヤー)、パートナー、投資家の方々にも恵まれ(いつもありがとうございます)
・組織も昨年と比べ2倍以上に拡大し
・既存事業はT2D3を超えるペースで成長し
・新規事業の仕込みも複数できている…
飛躍的に成長することができました

2025年
やれることも増えましたが、それ以上にやりたいことが増えました。
”まさにこれから”のフェーズです。

来年も、みんなとともにミッションに向き合い、そして今年以上にやりたいことに溢れていることを祈念しつつ終わりにします。

リーナーのアドベントカレンダーです!
年明けには大平さんのnoteも公開されるようなのでお楽しみに!
https://adventar.org/calendars/10629


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは皆様、良い年をお迎えください!

2024年12月31日
Leaner Technologies
取締役COO 田中 英地

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