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鶯谷陰獣派

鶯谷っていう山手線の駅はご存知でしょうか。

南口を出て右側、山手線の内側には
博物館や美術館などが密集するアカデミックな地区、
南口左側、北口、山手線外側にはひしめき合うラブホテル、
店舗の無いディープな風俗店、チープな飲み屋、
今は無いけど豪華な作りのグランドキャバレー、
吉原ソープの送迎車。

表もあれば裏もあるを体現したような駅です。

僕は二十歳前後の頃、4~5年鶯谷で過ごしていました。

今はもう無い専門学校が鶯谷にあって、
バイト先がやっぱり鶯谷のグランドキャバレー。
(現キネマ俱楽部の方です)
当時下半身にハンドル握られていたのでラブホテル街
(サウンドによく行ってました)、
昼飯と夕飯はもう無いけど南口、駅のそば・うどん てっちゃん
(蕎麦食べたことないな、スタミナ丼ばっかり食べてた)、
やっぱりもう無いけど当時出来たばっかりの北口中華みやこ、
まだ現存する上野寄りのそば処つたやとかには大変お世話になってました。

バイト先のグランドキャバレーはすごーく居心地がよくて
専門学校卒業して就職してからも数年そこで働いていました。

社員(黒服)も社交さん(キャバ嬢)とも仲良くて、
いわゆる「風紀」(従業員同士で付き合う)って概念が希薄な店だったので
学校みたいに誰と誰が付き合ってるとか、
もう別れたとかってやってました。
六本木のディスコで社交さんと当時流行ってたランバダ踊ったメモリーは
今でも思い出すと耳まで真っ赤になります。

そんな居心地のよかった店もバブル崩壊とともに閉店しました。

それ以来あんまり鶯谷には近づいていないのですが
今はキネマ俱楽部とかライブハウスWhat's Upとか
ロックバー叫び(店名はGISM由来らしいです)とかあるので
オルタネイティブな音楽好きには楽しめるのではないでしょうか。


当時働いてたグランドキャバレーのマッチ。まだ持ってるの。

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