ビールの学校『男爵はビールの原料になるの!?』〜更別のビール編〜
どーも!Hokkaido Beer Porterです!
本日は『男爵はビールの原料になるの!?』をテーマに、12/26(土)に十勝さらべつ熱中小学校さんで開催をさせていただきました、『ビールの勉強会&更別のビールお披露目会』の模様とご一緒に解説をしていきます。
更別のビールの紹介
醸造のきっかけ
9月中旬に釣り仲間である芸者東京株式会社の田中泰生さんと熱中ゲストハウスに宿泊したのがきっかけ。
過去に田中さんはここで講演会を開催したことがあり、十勝で泊まるなら更別のゲストハウスがオススメ!ということでチェックイン。翌朝、食堂でご飯を食べながらスタッフのあさみさんとの会話の中から生まれた構想が『男爵』を使用したビール。
更別産の男爵をどこかで購入できますかー?尋ねたところ
『私の実家が農家なんです〜。収穫されたら連絡しますね。』
と、昨日田中さんと飲んだビールの余りの試飲(コップ二杯分)をして上機嫌のあさみさん。
さて男爵を使うことは確定したが、問題はどのようなビールと掛け合わすか?というのが重要なところ。
そしてさらに重要なのは少量だけ投入して単に使ったという事実でいいのか、それとも素材の特徴を出すのか?
...狙うはもちろん後者。私は芋を使用したお酒を調査することに。。
そもそも男爵はビールの原料になるの!?
答えはイエス。このビールのテーマ『でんぷんを糖に変える!』
つまり
これに尽きます。酵母が活動するための環境を整えることです。
男爵の加工方法
まず男爵のでんぷんを糖に変える作業から。
男爵の特徴を出すために
男爵は全体の原料のうち約30%使用。男爵由来のでんぷんで作った糖を多めに使用すればするほど、芋焼酎のような鼻に抜ける独特の香りとドサっとした重厚感が出ると予測。
そしてその男爵のでんぷんで作った水飴(糖の液体)を煮沸終了間際に投入。こうすることにより香り付け用のホップ同様、男爵の風味が残りやすくなります。
こうして約2ヶ月の時を経て更別村の男爵を使用したビール『髭男爵アイピーエー』が完成しました。
『ビールの勉強会&更別のビールお披露目会』
何と24名の方が参加!男爵の活用方法、ビールの造り方、ビールの魅力についてお話をさせていただきました。皆さまの笑顔が忘れられません!
お越しくださいましたお客様、企画・準備をしてくださいました十勝さらべつ熱中小学校の皆さま、大地の恵みタップリの男爵を生産さん、ありがとうございました。
現在、更別のビール『髭男爵アイピーエー』は澄川麦酒醸造所の直営店でお飲みいただけます。機会がございましたらぜひお試しください!
どんな農作物も工夫次第でビールの原料になる!
#更別村
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#男爵
#森田農園
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