えっ!?コレがビールの原料になるの?〜斜里のビール『来運BEAR🐻!』編〜
8月下旬に仕込ませていただきました、斜里町にあるパワースポット来運神社の湧水と熊笹茶を使用した『来運BEAR🐻!』。
ご協力いただきましたシリエトクノートさん、しれとこくらぶさん、そしてお披露目会&ワークショップにお越しくださいました皆さま!ありがとうございました🙇♂️
※ビールは11月に完売!
大変おそくなりましたがレポートを...。
ビールの紹介
◎ビール名
『来運BEAR🐻!』
◎ビアスタイル
クリスタルヴァイツェン
◎使用原料
来運神社湧水、熊笹茶、オホーツク産小麦、大麦麦芽
斜里町のパワースポットである来運神社の湧水、海別岳山麓の熊笹(収穫後お茶に加工)、オホーツク産小麦をふんだんに使用しました。ヴァイツェン酵母由来のバナナ香と熊笹茶の鼻を抜けるような後味が特徴的です。小麦を使用することにより滑らかな舌触になり、優しい味わいのビールに仕上がりました。
頭を悩ませた原料選び😅
7月にしれとこくらぶさんに宿泊し、斜里町の皆さまとビールを飲んだ際に
『斜里町のビールを造りましょう!』
と半ば強引に(いつものように笑)提案させていただきました。
そう、斜里町は私が大好きな街の一つ。オホーツク総合振興局最東部に位置しており、オホーツク海に面している人口約11000人の街です。世界遺産知床があり、日本でも数少ない原始の面影を残す場所。他にも以久科原生花園、海別岳、斜里岳、秋の河口に押し寄せるサケ・マスなど一年を通して人々の眼を楽しませてくれる。
この地の原料を使ったビールは絶対に美味しい!そんな確信がありました。
では何を原料にしようか?
小麦?
いや、これだけでは物足りない。
鮭?
斜里といえばコレ!日本一漁獲量がある。だけどビールの原料としては...。
じゃがいも?
悪くないが隣町の清里で芋の焼酎があるしなぁ。
もちろん来運神社の湧水は絶対に外せない。
けど、知床を斜里をイメージさせる物は何がないか...
悩ませていたところシリエトクノートさんがこんな提案をしてくださいました。
『斜里といえばヒグマ!そしてそのヒグマを連想させる物は熊笹。これをお茶にするのはどうだろうか?』
イイね!熊笹の若葉は栄養タップリで健康食品としても注目されている。それにお茶を使ったビールもあり、相性は良さそうだ。
後日、私は熊笹茶を購入。飲んでみると抹茶に近い味。そしてほんのり甘い。美味い、斜里のビールはこれを使いましょう!となり、ビールの仕込み時に投入するタイミング、量などを検証し大まかなイメージが出来上がりました。
8月。羅臼岳での山頂ビールを終えて来運神社へ向かう。
ポリタンク8個に湧水を汲み、しれとこくらぶさんでシリエトクノートさんから海別岳山麓で採れた熊笹を受け取りました。
来運BEAR準備編
斜里から熊笹を持ち帰りまずは水洗い!
次に乾燥!
そして孤独な戦い!熊笹を約2センチ刻みでチョキチョキ。。
なかなか終わらない。泣きそう。。
さらに戦いは続く。今度はフライパンで炒めまくる。ガンバレ俺。
...クハっ!右手が痛くなってきた。。
作業開始から3時間。全てお茶になる。そして試飲!
うん、ほんのり抹茶のような香り。そして優しい甘さ!
作った熊笹茶の量は3キロ(もう二度と一人ではやりたくないかもw次回はどなたかお力を貸してください)!
来運BEAR仕込編
8月18日。澄川麦酒醸造所で仕込み!
来運神社の湧水を使用!
オホーツク管内で収穫された小麦も使用!
糖化中。
麦汁の煮沸終了間際に熊笹茶を投入ッ!
出来上がった麦汁はやや緑色!?
お披露目会&ビール勉強会
10/24(土) しれとこくらぶさんで開催させていただきました。
※企画をしてくださいました、しれとこくらぶさん、シリエトクノート中山さん本当にありがとうございました🙇♂️
エゾシカバーガー、鹿肉シチューなど地元のフードもご提供してくださいました。ホント美味しかった!
当日は斜里、網走、清里、標津、釧路、北見など多方面から参加者が!嬉しすぎます😭
来運BEARのご紹介、クラフトビールについて、ビールの原料と造り方、そして私たちの活動についてレクチャー。
後半は参加者の皆さまとビールを飲みながら質疑応答、あんなことやこんな話で楽しいお時間を過ごさせていただきました。
ここだけの話、イベントが楽しすぎた反動でしばらく道東ロスに陥りました。。
癒しの宿『しれとこくらぶ』さん
カフェが併設されているログハウス風の素敵なペンションです。
そしてなんと!ここのお風呂は源泉100%の温泉なんです♨️
※日帰り入浴もやってます!
肌がすべすべになるやわらかく優しい湯。
食事良し、泊まって良し、お風呂も良しのしれとこくらぶさん。斜里にお越しの際はぜひお立ち寄りください😊
最後に
昨年はコロナの影響でお祭りなどは中止でしたが、今年はぜひ多くの方に飲んでいただく機会を作れたらと思います。
地元の素材を使用したモノを口にすることにより、地元の素晴らしさや新たな可能性を見出すちょっとしたキッカケになれれば...私たちは嬉しいです。
北海道の街にはあまり知られてない素敵な場所、農作物などがたくさんあります。今後もそれらをビールとしてアウトプットしていき、微力ながらマチ・ヒト・モノにスポットライトを浴びていただけるような活動をしてまいります。
あ〜、やっぱり道東はいいな...
斜里町に乾杯🍻
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