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豊頃のビール『GO OUT』
5月に豊頃町商工会の島さんと仕込みをさせていただいた、豊頃町の小笠原ファームさんの大麦を使用した『GO OUT』。先日リリースされました(樽生のみ。瓶は事前予約で完売!)。
小笠原さんが育てた立派な大麦と、島さんの仕込みのご協力があったからこそとても美味しいビールとして形にすることができました。小笠原さん、島さんありがとうございました!
豊頃のビール『GO OUT』のご紹介
ビアスタイル:イングリッシュペールエール
ABV:5.0%
IBU:29
使用原料:豊頃町産大麦(小笠原ファーム産)、大麦麦芽、ホップ(チヌーク、ケントゴールディング)
十勝管内の豊頃町、小笠原ファームさんが育てた二条大麦を贅沢に使用しました。苦味と甘みのバランスが良く、程良いコクと華やかな香りが特徴的なドリンカブルなビールです。
豊頃町とは?
豊頃町(とよころちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の中川郡にある町です。十勝川の河口に位置し、十勝地方の開拓が十勝川を河口から遡上する形で進んだ歴史から十勝地方発祥の地とされ、大津地区と呼ばれる河口住居地の中央近くに碑があります。町名の由来は、アイヌ語の「トエコロ」(大きなフキが生えていたところ)から。ハルニレの木が町のシンボルとなっています。
農業、酪農、漁業が盛んで、畑作では馬鈴薯、テンサイ、小麦、豆、大根などを生産してます。大津漁港を拠点とする漁業では、サケ、カニ、ホッキ貝、シシャモなどが獲れます。
また近年はジュエリーアイスが注目されてます。ジュエリーアイスとは、十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、河口の大津海岸に打ち上げられる透明な氷の塊で、太陽の光を受け美しく輝く自然現象。十勝の厳しい寒さと、母なる大河「十勝川」が 生み出す自然の神秘です。
醸造の経緯
2月に豊頃町ササダ沼で行われたワカサギ釣り大会。事前にTwitterでササダ沼でクラフトビール普及活動します!と告知したところ、反応してくださった小笠原さん。
\出没のお知らせ/
— 🍻⛰山頂ビール家マサちゃん⛰🍻 (@sancho_beer) February 10, 2020
2/16(日) 豊頃町ササダ沼で開催のわかさぎ釣り大会に樽生を背負って出没です🔥
史上初!世界初!ササダ沼の氷上で飲む樽生クラフトビール🍺お近くの方はぜひこの機会にクラフトビールで乾杯しましょう🍻
観光協会のSさん、お誘いくださいましてありがとうございますー😊 pic.twitter.com/MwqeFjpgyP
当日お会いさせていただき、二条大麦や小麦などを作っているとお話をしてくださいました。『大麦』というワードにビビっと来た私。小麦は道内の様々な場所で作られているが、大麦はオホーツク管内(サッポロビールさん契約)くらいで他では作られているというお話はあまりお聞きしたことがありませんでした。
小笠原さんは二条大麦で『十勝10時と15時の大麦茶』も作っており、購入して飲ませていただきたところ
『むっ!!!甘味とコクがありとても美味しい!』
そう思い、小笠原さんの大麦で私たちにビールも造らせて下さい!とお願いしたところ、小笠原さん自身もぜひビールにしたい!とのことで快く承諾をしてくださいました。ありがとうございます。
数日後、豊頃町の小笠原ファームさんを訪れ、大麦畑を見学させていただき、大麦を受け取りました。
よし、この小笠原さんの大麦でビールを造ろう!
小笠原さんとビアスタイルを打ち合わせ、今回は大麦の味、香りをダイレクトに楽しんでいただきたい!との意向からイングリッシュペールエールに。
小笠原ファームさんから皆様へ
〜自己紹介〜
小笠原玄記(おがさわらげんき)31歳です。北海道豊頃町でじゃがいもや小麦など畑作農業をする傍ら、民泊Chopstick Fridays(https://www.chopstick-fridays.com/)を経営しています。
〜大麦の生産について〜
もともとビールづくりに興味があり、自分が関わったビールが飲みたい!と思っていたのですが、なかなか自分で作って売るのは難しいとわかりました。それなら自分で原料を作ればいいのでは?となったのが、ビール用の二条大麦を作りはじめたきっかけです。
日本のクラフトビールは大半が安価な輸入麦芽を使用しているものが多いと思いますが、麦も地元にこだわり、本当の意味でクラフトでローカルなビールを作る手助けができたらと思い作っています。
〜お客様へのメッセージ〜
最高の原料を最高のブルワーさんが最高においしいビールにしてくれました!おいしく飲んでくださいね!
仕込みの様子
5/25(月)に澄川麦酒醸造所西岡工場で島さんとご一緒に仕込みをさせていただきました。
小笠原さんの大麦を粉砕中。
約50℃のお湯に投入しプロテインレスト。
でんぷんを糖に変換する糖化工程。島さんの姿が完全にブルワー(醸造士)です!
麦汁濾過を終え、ホップを投入して煮沸。
煮沸後の麦汁。このあと麦汁を冷やし、発酵機に移して酵母を投入。
翌日、元気に発酵開始!
※仕込みの様子はYouTubeにもアップしてます!
GO OUTが飲めるお店
札幌の澄川麦酒醸造所直営店で樽生でお飲みいただけます(ビアパブひららはON TAP中、びあばーひららは後日)!
北海道十勝の豊頃町で育った大麦を贅沢に使用したGO OUT。機会がございましたらぜひお試しください🍻