お仏間の配置について。実際お聞きしたことを含めて。
先日、和室についてnoteしました。その際にお仏間ことについては後日と書いておりましたので今回はそこに触れたいと思います。
僕の地域は和風、本格和風もっと地元的に言いますと田舎建ちのお家が多いです。お建替え、間取りが変わる大規模リフォームとなりますとお仏壇がありますのでお仏間の位置が重要になってきます。
ご両親と同居で若夫婦だけと打合せしていますとお仏壇の位置関係はご存じないことが多いので当然、アドバイスをします。
向きに関してはいろんなサイトに書かれていますが、お仏壇は南または東向きに設置するようにします。あくまで一般的にはです。心配な方はお付き合いのあるお寺に相談されるとよいと思います。
向き以外で気をつけていることなんですが、
お仏壇の上には穢れる物をおかない:和風のお家をご存じの方は少し思い出して頂くと、お仏間の上って屋根になってませんか?つまり2階がのっていないってことです。お仏壇の空間は清浄な場所なので足が乗ったり、本来タンスなどの物が乗っても駄目なんです。押入れになっていることもありませんか?これはお仏壇の足が乗れないようになっているんですが先ほども書きましたが物も乗ってはいけませんので、この場合、お仏壇の上に「雲」「空」という文字を半紙に書いて貼ります。お仏壇の上は空または雲ですという結界を張る意味です。
お仏壇の延長線上にトイレを配置しない:お仏壇から向かった先に不浄な場所となるトイレにならないようにする。ただ、このことについてはお客様が相談されたお寺さんで少し違っていて、基本的にはトイレがあっては駄目なんですが、お仏壇と便器が向い合せになっていなければ良かったり、トイレ空間自体は大丈夫で便器させお仏壇の延長線上になければ良い、という事もありました。
気にしないっていうお客様もおられるんですが、他人がそれを見たときにお客様がなんて言われるか?何かご家族にあった場合に間取りのせいにならないかとを考えるとご説明をしてプランに組み込むようにしています。
こんなモダンなお仏壇もあるようです。
大事なのは先祖を思う気持ちですが、やはり気になるお客様はお寺さんに図面を持って行って頂いて相談をお願いしています。
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