#9 オタクの描写は、世界共通と感じた。 『私ときどきレッサーパンダを観て』
まずは、こちら↓
このなんとも可愛らしいキャラクター。もしかしたらCMで見た事がある人もいるだろう。
ピクサー最新作の『私ときどきレッサーパンダ』である。
CMを見た瞬間から「何これ?!面白そう!!」となっていたタイミングで、突然の休みが発生。これは、チャンスとばかりに観た。
あらすじは、以下の通りである
母親の前ではいつも真面目で努力家のメイだが、ティーンエイジャーの彼女には恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんあった。そんなメイはある出来事が原因で本来の自分を見失い、感情をコントロールすることができなくなる。悩みを抱えたまま眠りに落ちた彼女が翌朝目を覚ますと、彼女はレッサーパンダに変身していた。
この物語を観る前は、「あ、ある日突然の変身ものね。仲間はずれにされて、味方不在のパターンだ」と思っていた。だが、観てみたらあっと驚き!!
まずは、オタクの描写に驚いた。主人公とその友達が好きなグループが物語の中に出てくる。4人ともそれぞれの推しは、違うがポスターや出ている番組を観てうっとりする姿。「日本人のオタクも同じです!!」心の中で全力で叫んだ。
また、話の中でどうしてもコンサートに行きたい主人公が、両親を説得する為プレゼンするシーンが出てくる。ここは、まさしく周りに布教するオタクそのもの。自分の持っているグッズを用いたり、持っている知識を分かりやすくパワーポイントにまとめて発表したりするところは、『よくご存知で!!』と感じた。
話全体を通しては、多様な考え・思春期特有の感情表現の難しさ・両親の前での姿そして友達にしか見せない一面・自分の気持ちを伝える事の大切さ等様々なメッセージが込められていると思う。
しかし、少し違う角度から観ると込められているメッセージとは違うところに気付くだろう。
さあ、明日からの仕事。私も感情を昂らせてレッサーパンダにならない様に頑張ろう。
(この、作品。残念ながら劇場公開で無くディズニープラスの配信限定です)