水素エネルギーが構築するQOL
水素のコト、お話しします
株式会社H2&DX社会研究所代表取締役福田峰之です。
よく耳にする「カーボンニュートラル」や「環境問題」。そしてそれに付随してよく取り上げられるのが「水素」。水素エネルギーや水素自動車、何となくイメージに入ってきてはいると思いますが、まだまだしっかりと理解はされていません。このnoteでは、長年水素に関する取り組みを行ってきた私、福田峰之が水素を様々な角度からお話しします。
5感に伝える重要性
まず、弊社のビジネスを一言で言うなら「水素を5感に伝えるサービスを提供する」ということになります。
水素を5感に伝えるとは、なぜ必要か。
日本は「四季の国」。だからこその景観、だからこその食材。そして「八百万の神」という精神文化を作り上げてきました。気候変動により、もし日本の四季がなくなるようなことがあれば、四季を描く「万葉集」の歌を理解出来ない世代が誕生することになります。あたかも、生まれた時からスマホがある現代の子供たちが、黒電話を理解できないように、です。
水素は「つくる・運ぶ・貯める」というインフラ企業が担う分野を中心に社会への浸透が図られてきました。そして、水素ステーション、燃料電池自動車、エネファームという製品も作られてきました。日本は国策して世界に先駆けて、水素エネルギーロードマップ、水素国家戦略等を策定してきました。水素製品の展示会、またシンポジウムに行っても多くの人が集まっており、水素エネルギーに対して関心の高さがうかがえます。
しかし、何処に赴いても98%が背広の男性、ビジネスとして水素社会に関わろうとしているのは、わかりますが、生活者として水素社会を見ている人は、限りなく少ないということです。
これでは「関係者の、関係者による、関係者の為の水素」となっており、現況では水素エネルギー社会の構築には限界があります。多面性を持つ女性や次の時代を担う子供たちが、強い関心を持ち、水素社会の真の理解者にならずして、水素エネルギー社会を構築することなど絶対に出来ません。
その為には、水素を5感で感じてもらい、自分事として水素を捉えてもらえるようサービスを誰かが提供していかなければなりません。単に環境に良いだけでは、5感に感じることは出来ないのです。5感に感じて初めて実感を得るのではないでしょうか?ニュースやCMから目にする・耳にする、それだけではなく、自らが得られる「実感」で初めて本当の意味での理解第一歩になると思っています。
実感→体験、そして得られるもの
水素燃料電池からの電源が音質を高めること、水素コンロで水素を燃焼し調理すると美味しくなること、水素を体に取り入れることによってアンチエイジングにつながること。水素は環境に良いだけでなく、人類のQOLを引き上げるエネルギーにもなるのです。
私達の立ち上げたH2&DX社会研究所は、少しでも水素を身近に感じてもらえる事、社会や自然・地球の為に少しでもできる事、色々なコトにチャレンジしたく始まった会社です。そして何よりも、水素の素晴らしさにハマってしまった事。
水素の利活用によって、日本の四季や世界の気候を存続するために、多くのステイクホルダーに理解者になってもらうために、5感に伝えるサービスを提供するコンサルティング会社として、社会に貢献していきたいと思います。
第一回は少しだけご挨拶がてらの内容になりました。次回は色々な水素の使い方をお話ししたいと思います。
それではまた、読んでいただけると嬉しいです。