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G7広島サミットで世界に投げかける
G7広島サミットへの参加
2023年5月19~21日、G7(先進7か国首脳会議)広島サミットがありました。G7というのは、参加国だけではなく、世界中の国々が取り決められた内容やG7以外の招待国がどこなのか等、その動向が注目されているのです。
広島サミットの議長国は、日本であり、会議の進行や内容に大きな影響を与えることになります。本体会合の他にもエネルギー大臣会合や財務大臣会合等、個別会議が1年間にわたって、各地で行われています。
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ある日、経済産業省から「G7広島サミットの企業ブースに出展しませんか?」と連絡がありました。
弊社の担当者から連絡を受けた際は、エネルギー大臣会合あるいは、環境大臣会合に企業ブースをつくるのかな、と思ったのです。それは、以前、京都で催された「QUAD水素の経済性に関するワークショップ」の企業ブースに出展した経験があるからです。
弊社は、世界で唯一、水素を燃焼させて食材を調理する「水素コンロ」を製造販売している企業なので、QUADの際に声をかけてもらったのです。経産省に確認すると「大臣会合ではなく、本体会合です」という返事でした。場所は、世界中の政府・メディア関係者が集まるメディアセンター内の展示ブースでした。ものづくり大国日本、水素先進国日本、それを世界に伝える役割の一躍を担うことが出来るならば、参加しない選択はありません。
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「参加したい」という旨を伝えると同時に「水素コンロは展示しても面白くないから、海外の方々に調理したものを実際に食べさせたい」と追加の依頼をしたのです。
水素コンロを製造販売している企業は弊社しかないわけですから、実現すれば、G7史上初の水素調理の提供ということになります。
経産省からG7の担当省庁である外務省に伝えてもらい、外務省担当者が各種調整を行ってくれたお陰で、水素調理の提供が実現しました。外務省担当者の苦労が、手に取るようにわかる故に、感謝しかありません。
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G7史上初の水素調理の提供
場所は広島、広島県庁と組み地元食材で水素調理を提供することになったのです。
食材は、牡蠣、瀬戸ひめ豚、広島牛。食材は事前に弊社に送ってもらい、どれくらいの焼き時間が必要か、どの部位が適しているのか、限られた時間にどれだけの分量を提供出来るのか等、検証を済ませて、本番に臨んだのです。
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世界中に水素燃焼で調理が出来ること、そして味が美味しいこと、そして何より二酸化炭素を排出せずに調理が出来ること、そのコンロを日本の企業が開発したこと、を伝えることが出来たと思います。
「世界の飲食シーンから二酸化炭素をなくす」その第一歩を広島からスタート出来たのだから、G7広島サミットの価値を高めることにも貢献できたと思っています。
因みに「G7広島サミット事務局」(外務省)が、Xにポストした「広島牡蠣x水素調理」の記事は、90.4万人の方々に見て頂きました。美味しいは、世界中の人々の関心事項なのだと改めて実感しました。
Xはこちら
それではまた、読んでいただけると嬉しいです。
▼前回の記事はこちら
株式会社H2&DX社会研究所代表取締役
福田峰之
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