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お待たせ、TAG!TAG!3on3優勝チーム:リュウセイマル独占インタビュー

 連日の投稿失礼いたします!
 noteが毎日投稿すると褒めてくれるので、つい頑張っちゃう。

 さて本日はみなさんお待ちかね、TAG!TAG!3on3で見事全勝優勝を遂げましたリュウセイマルの皆さんの登場です!

 チーム戦といっても普通に3人集めて、それぞれが対戦するだけでしょって、思うじゃないですか。そんなことないんですね、強い人たちのチームは。世代も環境も全く異なる不思議な組み合わせのこの3人組、インタビュー読んでもらえると、勝つべくして勝ったと感じられるかと思います。

 5時間にもわたるインタビューをまとめた空前絶後の大長編をぜひご堪能ください!(実際はメールのやり取りで行われました・・・)

図1

ーーまずはTAG!TAG!3on3チーム戦での優勝おめでとうございます!

【朗】
 ありがとうございます。TAGTAG2へエントリーをした直後から、H2さんが「早速優勝候補来た」と反応を頂き、直前に書いて下さったチーム紹介の記事の内容などから、想像していたよりもとてつもないプレッシャーを抱きましたが、このチームで優勝できたことを心から喜ばしく思います。

【TAMA】
 ありがとうございます。チームメイトに助けられての優勝だと思いますが、とても嬉しいです!

【リュウ】
 
ありがとうございます。優勝できてとてもうれしいです。ただ優勝できたのは朗さんとTAMAさんの力が大きいです。同じチームでプレイさせていただきラッキーっていう感じです。


ーーまずはTAG!TAG!に参加しようと思われたきっかけを教えてください。

【朗】
 私たち3人はチャンピオンズリーグ2017 宮城大会(※CSP獲得をかけた大会形式が前代未聞の3on3だったため)へ、リュウセイマルとしてチームを組み出場しました。結果としては予選を7位で突破し、TOP32になることはできましたが決勝トーナメントではチーム ゼクロムシビビールのメンバーに、私たちは1人も勝つことができなかったのです。

 それから4年近くが経ちましたが、幸い形が変わっても全員ポケモンカードを続けていたため、もう一度同じメンバーで臨める機会があれば、いつかまたやってみたいと考え続けていたことがきっかけです。

 うんざり会を始めとする福島のポケモンカードのコミュニティには、2014年以降メンバー全員がそれぞれあらゆる形で縁がありましたので、私たちにとっては絶好の機会だと考えました。
(※第1回はメンバー全員予定が合わず断念してしまったので、第2回は10月下旬からスケジュール調整をしておりました)

ーーそのチームリュウセイマルですが、改めて結成の経緯をお聞かせください。

【朗】
 チャンピオンズリーグ2017 宮城大会の大会概要か発表された直後に、当初は自身が当時所属していたチームであるチムLOLIのメンバーで出場するためのチームを組もうと考えましたが、チムLOLIメンバーで唯一仙台在住である私は身近に練習できる相手を見つけることが最も大事だと意識していました。そのため、地元で積極的に一緒に練習していたTAMAさんとリュウ君に声をかけて、リュウセイマルが結成されました。

 今だから言えることですが、実はこの決断をするに至るまでチーム内ではリーダーと意見がぶつかり合ってしまったエピソードがあります。結果的にはリーダーの判断が的確であったため、お互いが最も望む形で結論を出せました。

 ちなみにリュウセイマルの名前の由来は私たちの本名から来ています。リュウ(琉)はそのままですが、セイ(聖)は私の名前の1文字目から取り、マルは(玉=TAMA)は玉が丸いことから少しだけ捻りました。この3つの単語を組み合わせた語呂があまりにも良かったので、それがそのままチーム名になりました。

 このアイディアを思いついたのは当時小学5年生のリュウ君です。だけど、チーム名の由来に気が付いたのはすまいるさんだけでしたね。4年間近く誰にも気付かれませんでした…(笑)

図2

(※チャンピオンズリーグ2017 宮城大会にて予選を突破した時に3人で撮った写真です)

ーーそのような思い入れのあるチームで優勝ということで感慨も一入でしょうね。

【朗】
 出場するからには勝ちに行く気で臨みましたが、まさかチームとして全勝で優勝できるとは思っていませんでした。久々に喜びを表向きに爆発させたほど嬉しかったです。勝ちが決まった瞬間、いの一番に共に喜びを分かち合える仲間が、自分のすぐ隣にいるのはチーム戦ならではの醍醐味ですね。

【TAMA】
 再び同じチームを組む機会に恵まれた上、優勝という記録もついてきたので最高です!

【リュウ】
 チャンピオンズリーグ2017 宮城大会の際,朗さんに声をかけていただき初めてチームを組ませていただいたのですが、予選は通過できたものの、決勝トーナメントの1回戦で敗けてしまったので、今回はそのリベンジができたかなと思っています。朗さん、TAMAさん、そして応援していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

 プレイマット(朗さんからの世界大会のお土産)、フーパのデッキシールド(チャンピオンズリーグ2017 宮城大会で使用したモノ)を揃えて参加した意味がありました。

 ちなみにGXマーカーは朗さんからの特注ズバット(僕が一番大好きなポケモン)絵柄入りを使用、名札ストラップはポケモンビデオゲームの2016年 日本ジュニアチャンピオンのりくと★君(同級生です)が世界大会で使用していたモノを身に付けて、色々な人からパワーを貰いながら対戦できたような気がします。

図3

ーーさて普通に3人が集まって好きなデッキで戦うというスタイルのチームが多かった中で、リュウセイマルの皆さんはしっかり勝つための戦略を持ってご参加いただいたと伺っています。まずはそれぞれのデッキ選択の経緯を教えていただけますか?

【朗】
 今回の私たちがそれぞれのデッキ選択に至った理由は大きく分けて3つあります。

 1つ目は各々が最も使いたいデッキを選択すること。これは常に自分が自信を持って、大会中でもポケモンカードを楽しめるという観点からも大事だと考えています。

 2つ目は、今回自分が使用したズガドーンアーゴヨンデッキに関してですが、これは前日に出場したシティリーグで使用するために調整していたものでした。しかし、当日までのメタゲームの推移を鑑みると、シティリーグで優先権を獲得しにいくためには、カプ・レヒレ(ネイチャーウェーブ)の採用が目立ち始めたので、あまりにもリスキーな選択である考えが無視できません。そのためシティリーグで使うことは諦めましたが、その時の自分にとって最も自信があるデッキかつ使いたいデッキだったためTAG TAG2へ持ち込みました。

 このデッキにはベースとなった構築が存在しているのですが、そこにシロナ・ウルトラボール・ポケモンキャッチャーの採用しているため、少しだけ私なりのアレンジが加えられているかなと思われます。実際に使ってみるとわかるのですが、どれも当日に勝ち抜くためには必要なカードだったと自負しています。

図4

 そして、3つ目の理由としてタチフサグマデッキに勝てる見込みがあるデッキタイプを含んでいるということが挙げられます。これはチーム戦で勝つための、デッキ選択における戦略です。1週間前に行われた第22回ポケカメモ杯(※3on3形式によるチーム戦)においてタチフサグマデッキが注目されていたこともあり、タチフサグマデッキに勝てる見込みがあるデッキをメンバー3人のうち2人が持っておく必要があると判断しました。

 結果的に、私がアーゴヨンズガドーンデッキ、リュウ君がチラチーノマグカルゴLOを使用したいということでタチフサグマデッキに対する攻略選択としても上手くまとまったので、特に迷うことなく各々が使いたいデッキを持ち込むことができました。

【TAMA】
 炎タイプで大ダメージを出せるポケモンが好きなのですが、ズガドーン(SM10)は使ったことがなくて使ってみたかったので使いました!

 構築は第22回ポケカメモ杯でみやもーさん(@チームAve.32)が使っていたデッキがベースです。バリヤードとジラーチプリズムスターのギミックが面白そうだったので、59枚真似しました(笑)

(1枚だけ変更した)デデンネGXは、前日の練習でナイトウォッチャーされすぎて気の迷いで入れてしまいました()

図5

【リュウ】
 当初はチーム戦ということもあり朗さんおすすめのデッキで参加しようかと考えていたのですが、前日に開催されたシティリーグでTOP4に入賞することができたので、使い慣れたLOデッキで臨むことにしました。(※使用したデッキは後半の項にて詳しく解説します)


ーーなるほど。そして席順(大将・副将・先鋒)にも意味を持たせて決められたんですよね?予選と決勝の戦略を教えてください。

【朗】
 予選はチャンピオンズリーグ2017 宮城大会の時と全員が同じ並びになるように臨もうと考えていました。たしか、TAGTAGと同じように表すならば、先鋒がホープトレーナー・副将がベテラントレーナー・大将がエリートトレーナーという感じでそれぞれ位置付けられていたかなと。

 そのため並び方も会場入り口側から見て、上手側か下手側に座るかで並び順が変わってしまうので、マッチングが発表されたら真っ先に下手側の先を確保するようにしていました。本当にさり気ないことですが、自分が次の対戦においてどの席に座れるかという時点で勝負は始まっていると考えております。挙げようと思えば他にも理由は沢山あるのですが、これはチャンピオンズリーグなどの大型大会でも同じことが言えます。

 また、決勝トーナメントでは予選3回戦で対戦したチーム High Qualityとの再戦だったので、どの配置にすればお相手の裏をかけるかが重要になりました。その際にすまいるさんが気付いたリュウセイマルの由来がヒントとなり、座る並びがリュウ(リュウ)セイ(朗)マル(TAMA)になるように変えました。この並び方なら私たちも気持ちを切り替えて臨めるし、理由もしっかりしているので安心して臨めると考えられました。

 ただ、リュウ君とTAMAさんの配置を先鋒と大将のどちらにするかで、最後にTAMAさんの勘を信じました。これは私の頭が硬い影響で先鋒にリュウ君、大将にTAMAさんを置くことに固執してしまったのですが、よくよく考えてみたら先鋒と大将のどちらに彼らを置いても見る方向を変えれば、並びとしてリュウセイマルと呼べることに気付くのに余計に時間をかけてしまいました。

 結果的にはこの判断が大正解で、全員がほぼ理想的な形で相手チームにとっては手厳しいマッチアップを強いることができました。

 あとは持ち込んだプレイマット(朗はWCS 2018 competitor プレイマット、リュウ君とTAMAさんはWCS2018 プレイマット )だったため、配置的にも私が真ん中だと予選よりも見栄えが良かったかもしれません。名目上、私が一応まとめ役を担っていたので真ん中に座らせてもらえて嬉しかったです…(笑)

【TAMA】
 予選はチャンピオンズリーグ2017の時と同じ並びで座れるよう私を副将に据えました。決勝は初戦でタチフサグマデッキを使うプレイヤーが居るチームと当たったので、私がそのプレイヤーと当たらないよう、私の勘で先鋒:TAMA、副将:朗、大将:リュウとなりました。

画像6

ーーその戦略がハマっての優勝は格別ですね。

【朗】
 正直、こんな上手くいくのか?と感じられるぐらいハマってしまったので、本当に驚きました。

 これは余談ですが、先鋒・副将、大将を決めるために私が名札に貼ったシールが、風船の上に星を貼ったことでまるでズガドーンのようになり、何人かから笑いも取ることができたので自分が使用していたデッキと相まって、そういった意味合いでもイベントを楽しめました(笑)

図7

【TAMA】
 仲間の二人に決勝に連れていってもらう結果となったので、嬉しいですけど多少の悔しさはあります(笑)

【リュウ】
 本当に嬉しいです。チーム戦ということもあり自分が敗けてしまうと朗さんとTAMAさんに迷惑が掛かってしまうため、敗けられない、絶対に勝たないとと思いながら毎回対戦しました。

 チーム戦なので自分の勝敗でチームの勝ち敗けが決まるという場面が何回かありましたが、その時のプレッシャーはとてつもなく大きかったです。優勝した時は心の中で、握りこぶしを突き上げながら「ヤッター」と叫んでいました。


ーーさて、1日を通じて印象的なチームはありましたか?もしくはいいなと思ったデッキとか?

【朗】
 どのチームもどの対戦も様々な意味合いで印象に残っているのですが、私が真っ先に思い出したのは予選2回戦で対戦したチーム MOSCETですね。私のお相手は超パーフェクションデッキを使われていました。おそらく最近になって始められた方だったようで、デッキをシャッフルする手つきなどから相当な緊張が伝わってきました。お相手にとってそう思って頂ける対戦相手でいられたことが素直に嬉しいです。

 お互いに序盤から理想的な展開を仕掛けて、やりたいことを全力でぶつけ合えるようなとにかく楽しい試合で、ラストターンには「ここで決めなきゃ自分が負けてしまうのではないか」という状況になりました。

 残り20枚ぐらいの山札の中から1枚のオーロラエネルギーを引けば勝てたのですが、ウルトラへんかんとたむけのまいでを合わせて山札を6枚引いても辿り着けず、落ち着いてグレートキャッチャー・クイックボール・ミステリートレジャーを使って手札を圧縮した後にシロナを使ったところ、無事にオーロラエネルギーを手繰り寄せることができたので、そのままベノムシュートを決めて勝利することができました。

 やはりこのターンで残りのサイドを取ることができずにお相手へターンを渡していたら、私の負けだったようなので本当にいい勝負ができたと思います。プレイヤー同士の経験値のようなものは関係なく、初めてお会いした方とこういった楽しいと思える試合をできたので、対戦後は満身創痍でした。

図8

【TAMA】
 個人的にスターミーズと勝負したいと思っていました。対戦は実現しませんでしたが、モチベーションを高めさせてくれました。

【リュウ】
 敗けてしまったすまいるさんのデッキです。オーロット&ヨノワールGXのワザのナイトウォッチャー,アーゴヨン&アクジキングGXの技カオスオーダーGX,フィオネの特性ひきよせのうずが完全に刺さりました。完敗でした。


ーーリュウセイマルの特徴として違う世代の3人が集っていることだと思うのですが、ここ最近のポケカブームについてみなさんはそれぞれどのように見ていますか?

【朗】
 ポケモンカードに様々な形で興味を持ってくれたり、ジムバトルや自主イベントに遊びにきてくれたり、一緒に世界を目指して切磋琢磨できるほどの相手が身近に現れるようになったりと、ブームによって人口が増えてあらゆる層の方々が集まってできることが沢山増えたと感じます。

 これは地方でポケモンカードを長年やってきた立場としては、本当に有難いことだなと考えております。ポケモンカードを取り扱うカードショップやお店もここ数年で爆発的に増えましたもんね。カジュアルに楽しまれる方々にとっても、競技的にやられている方々にとっても喜ばしいことです。

 しかし、新しい人たちが沢山現れたということは、それだけまた新たに強い人たちも現れやすくなったということでもあります。例えば福島県内の話で述べるならば、近年あらゆるコミュニティで新たな強い人たちが育っていると聞いております。そういった新たな強い人たちはきっと日本中に沢山いらっしゃって、目まぐるしく変化し続けるポケモンカードを取り巻く環境の一部として、様々な媒体を介して私たちにも常に少なからず影響を与えているでしょう。

 私はポケモンカードブームによって勝ち続けるために求められる適応能力は、年々上がっているように感じています。これは住んでいる地域や年齢や実力や人間関係などは大して関係なく、みんなそれぞれ平等に与えられているものです。だからこそ、様々な工夫をして自分がなりたいように環境へ適応することが大事だと考えるようにしています。


【TAMA】
 ポケカ人口が増えることは良いことだと思っています。その上で共存共栄できれば最高だと思います!

【リュウ】
 少しでもポケモンカードを休んでしまうと、なかなかついて行けないと感じています。中学生になって勉強や部活が中心の日々を過ごしており、ポケモンカードに触れられない日が続いています。

 今回はたまたま冬休み明けだったので,ある程度準備してから臨めましたが、こういった長期休みがないとゆっくりポケモンカードをすることができません。また最近は新弾が次から次へと発売され、デッキリスト等の情報の出回り方も早く、特にお金と情報入手手段が少ないジュニア・シニアには厳しい環境になってきているなと思います。

 ポケカブームでポケモンカードを初められる方が多くなっているのは嬉しいですが、ジムバトル等で親子プレイヤーやジュニアプレイヤーを見る機会が少なくなったのは寂しいです。


ーー仙台では朗チルドレンともいえる朗さんを慕ってくるプレイヤーも多いと思うのですが、チームみたいなものを組もうという予定はありますか?

【朗】
 H2さん、それは流石に過大な評価ではないかと思います。

 沢山の方々から慕って頂けるのはとても有難いのですが、年齢や立場などに関わらずどんなお相手に対しても、敬う気持ちを忘れず丁寧に接していたいのです。

 そして、私は冗談抜きで自分の実力などに自信が持てないタイプです。たしかに数年前までは全国的に名が知れ渡るほどの戦績をいくつか残すことができましたが、ここ2年ほどは個人として目覚ましい活躍はできずにいます。だから、今の自分は本当に大したことがないのです。また、私がいつも凄いと考えている存在は、過去に目覚ましい結果を残した人よりも、現在進行形で結果を残し続けている人だと思うのです。記録は時代に合わせて常に塗り替えられていくものです。

 そういった自分の性格などから、私が中心になってチームみたいなものを組もうとする予定も意志もありません。先頭に立って人を引っ張るよりも、影でサポートする方が自分には適しているのだと思います。めちゃくちゃ目立つけど、実はめちゃくちゃ動く裏方みたいなイメージですかね。

 だけど、少し頼りにできそうな近所のお兄さんぐらいのポジションは、自分にとってちょうどいいのかなとも思っております。そのため頼りにして頂ける方々と、場所や時間などの設定及び提案をして、練習会などで一緒に切磋琢磨できる環境を作るようなアクションは、わりと積極的に起こしています。チームに拘らずこういうあり方があってもいいのではないかなと思います。

ーーそして朗さんはプレイヤーとしてばかりではなく、ジャッジ・オーガナイザーとしても東北を引っ張る存在なわけですが、ご活動について簡単にご紹介いただけますか?

【朗】
 とりあえず、プレイヤーとしてここ5年以内の主な成績を載せておきます。

バトルフェスタ2015オータム広島大会:コロコロチャレンジ Bリーグ 3位
バトルフェスタ2015オータム 愛知大会:ビクトリーバトル Bリーグ 優勝
チャンピオンズリーグ2017 愛知大会:マスターリーグ TOP8
チャンピオンズリーグ2018 横浜大会 マスターリーグ 優勝
チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st オープンリーグ TOP32
プレイヤーランキング 2018年 マスターリーグ 第4位
チャンピオンズリーグ2019 千葉(公認大会)オープンリーグ TOP64

ポケモンワールドチャンピオンシップス2018 マスターディビジョン TOP32(世界23位)

 ちなみに前日のシティリーグでも23位(※3勝2敗です…)で運良くCSPを獲得することができました。TAMAさんとリュウ君はそれぞれシティリーグで上位に入賞し、チャンピオンズリーグ2020京都大会の優先権を獲得していたこともあり、TAGTAG2当日は「とにかく2人の足を引っ張らないようにしないと…」という気持ちでいっぱいでした。前評判もさることながら、そっちのプレッシャーの方がとてつもなかったです…(笑)

 また、地元仙台ではポケモンカードイベントオーガナイザーとして、公認自主イベント:仙台バトルスタジアムというイベントを3ヶ月に1回程度のペースで行っております。イベントオーガナイザーとしての活動は、気が付いたら5年目を迎えていました。このイベントには福島県からも多くの皆さんがよく遊びに来て下さるので、いつも楽しくイベントを運営させてもらっております。

 大会の様子や雰囲気や結果などは主にTwitterで検索して頂ければ沢山出てくると思いますので、興味がある方は是非探してみて下さい!

 そして、ちょうど1年前に始まった仙台駅前で行われるシティーリーグでは、ボランティアジャッジとしてお手伝いさせてもらうようになりました。主な仕事は当日のヘッドジャッジとしての役割ではありますが、新たにボランティアジャッジとして稼働をしてみたいという方々のサポートだったり、新たに公認資格を取得したい方々にとっての試験勉強のサポートなどにも携わらせてもらっています。基本的には地元仙台での活動が中心ですが、活動の幅はたまに地方を飛び越えて様々な形で皆さんのお手伝いをさせてもらっています。

 私はヨクバリスでもビックリするほどの欲張りなので、プレイヤーとしてもイベントオーガナイザーとしてもジャッジとしても、自分にできることがあれば全部チャレンジして、しっかりとした成果を残したいのです。


ーー普通の人から見たら、想像を絶する情熱だと思うんですが、ポケモンカードに対する情熱は一体どこから生まれているんでしょう?

【朗】
 えっと、正直どうなんでしょう…私は皆さんが思っているほど情熱的ではないような気がしていて、むしろ年々ドライになっているなと感じているんですよね…(笑)

 だけど、先ほど書いたように欲張りだから、自分にできることがあれば全部チャレンジして、しっかりとした成果を残したいという気持ちが人一倍強いので、そのためにあまり意識せずとも情熱のようなものが沸き上がっているのかなと感じています。また、もしも私が1人だけでポケモンカードをやっていたら、絶対にこんな大げさなことを考えることはなかったと思います。

 ポケモンカードって基本的には1人だけではできないゲームなんですよ。対戦相手が存在して、勝ち負けが決まって、その過程で色々な人たちと出会って、自分が見ている世界がどんどん広がっていきます。ここで出会った人たちに勝てるようもっと強くなりたい、あるいはみんなで一緒に強くなってまだ見ぬ人たちに勝ちたいと思えることの繰り返しで、その世界はさらに広がっていきます。

 そうなると、自分というよりも周りにいる様々な存在のお陰で、自分の中に情熱のようなものが生まれて、それがどんどんよりすごいエネルギーに昇華していくのかなって。上手く言えないんですけど、簡単にまとめると一緒にポケモンカードを楽しんで下さってる皆さんのお陰だと思います!


ーーTAMAさん、遠征お疲れ様でした。TAMAさんといえば福島の皆がお世話になったことを思い出すのですが、当時の思い出というか印象に残っていることとかありますか?

【TAMA】
 まず、福島市に引っ越しして直ぐに福島の皆様に歓迎していただけた事が嬉しかったです。当時の家がSASYUの近く&とあるポケカ合宿所の近くだったのは偶然にしては出来すぎでしたw
おかげでポケカ漬けな素晴らしい1年間になりました!

 福島でお世話になった人はたくさん居ますが、今度のMTリーグで一緒に出場する3人&彼等の師匠の4人は頻繁に公式大会への遠征もしているので、一競技勢として特に印象的です。

 SORI君は、岩手時代にナナホシ杯で対戦したこともあって名前は知っていましたが、引っ越し直後に早速「こんなに強かったのか」と驚愕(&嫉妬&奮起)しました。
僕が東北を離れてから更に強くなっていて「わしが育てた」って言えるなぁとか思っていますw

 UBK君は、初顔合わせから立て続けに赤子の手を捻るが如くボコボコにされて初めはムカついてました(笑)
デッキ構築に独特の視点を持っていて、対戦する度に勉強させてもらいました。
彼がよく使っていたタコジガ(メレシー・ジガルデ・オクタン)がきっかけで、シティリーグで入賞することもできましたw

 カケル君は、僕が福島に行ってからポケカを始めたのですが、瞬く間に力をつけてナナホシ杯で優勝したり、公式大会の盾ゲットで先を越されたりとジェラシー要素満載でした。
SORI君とポケカ漬けだったのを間近で見ていたので納得の結果ではありますがw

 そんな彼等「(元)中学生トリオ」の師匠やまめ君は、カレー(プレマ)の上にシェイミEXを乗っけたり、スマホを福島から北海道まで旅させたりとネタに事欠かないですが、福島初のイベントオーガナイザーとして福ちゃんやシティリーグを牽引してくれていて「あっぱれ」です。まだまだ話したいことはありますが、キリがないのでこの辺で止めておきます(笑)

ーーやっぱり一緒に過ごした仲間ということで、今はどのように過ごされているのか気になってしまうのですが、どのようなポケカライフを送られているのでしょう?

【TAMA】
 シティリーグ・自主大会・旧裏オフに出るくらいで昔ほどポケカしなくなりましたが、カードショップ巡りしてコレクションを嗜む程度にはポケカを楽しんでいます(笑)

ーーそして、2月にはMTジムのチーム戦になんと!福島のUBK、カケル、 SORIというメンツを誘ってくださり、ご参加!チーム名も「うんざり会」。これだけでもう僕なんか涙出てきちゃうんですが、意気込みを聞かせてください。

【TAMA】
 Battle X Roadが開催された当時から関東の自主大会に東北の若手プレイヤーと組んで出てみたいと思っていたので、色々条件を満たせて良かったです。うんざり会と福島ポケカをアピールしてきます!

ーー今回とはまた違ったチームワークを見せていただけるものと期待しています!

【TAMA】
(良い意味で)家でポケカしている感じを出せればと思っています(笑)

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ーーそしてリュウくん、久しぶり〜!元気にやってたかな?

【リュウ】
 中学生活をエンジョイしています。小さい頃からずっとポケモンカードで対戦してきたりくと★君となんと一緒の学校で、同じ部活、そして来年度は3年生になりますが修学旅行も同じグループで大の仲良しです。ポケモンGOにもハマってます。


ーーリュウくんといえば、とにかくいつも忙しそうなイメージなんだけど、ポケモンカードは今どのくらいできてますか?

【リュウ】
 勉強と部活が忙しいので、ポケカをほとんどしていません。本腰を入れてやるのは,チャンピオンシップポイントが貰える大会の直前ぐらいです。

 ただ、2年連続となってしまいましたが、6月に東京で開催される大型の公式大会の日程と宮城県中学校総合体育大会の日程が重なっていて、大型公式大会に出られないのは本当に残念です。今年は重ならないことを祈っています。

 ちなみに昨年9月に開催されチャンピオンズリーグ東京大会は抽選漏れでした。「エ~ッ」て感じです。


ーーお父さんにも会えてすごく嬉しかったんですが、家でお父さんと一緒に対戦したりデッキを考えたりするのかな?

【リュウ】
 お父さんから新弾や、流行りのデッキリストについて教えてもらっていますが、忙しいときが多いので取り合えずカードの中身をできるだけ頭に入れて、頭の中で自分なりのデッキを作ったり、お父さんとどんなデッキが強いのか話し合っています。

 大会前は勉強と部活の時間を極力割いて、お父さんと対戦をしていますが、その時によく行うのは,対戦用として上位に入賞しているデッキを作り、そのデッキと対戦することです。

 敗けてしまった場合、プレイングが悪かったのか、デッキに問題はなかったのか等をよく考えて、プレイングを変えてみたりカードを差し替えてみたりして、勝率が上がるようにしています。


ーーそして言い忘れていたけれど、シティリーグ入賞おめでとうございます!すごいデッキですよね。このデッキの作成経緯を教えていただけますか?

【リュウ】
 11月開催のシティリーグ、12月開催の仙台バトルスタジアムでLOデッキに敗けたことが悔しくて、自分も作ってみようかなぁと思ったのがきっかけです。

 実際にデッキを作って回してみると、自分が考えていた以上に面白くて自分に合ってると思いました。この時から1月のシティリーグはLOデッキで行こうと決めて、カードをいろいろと差し替えしながら試していました。始めは特性いのちのうつわのヌケニン、特性はやがけのゼブライカ、特性さるぢえのヤレユータンを入れていました。

 シティリーグの直前に朗さんからポケカメモ杯のDAY2進出デッキリストを送っていただいたのですが、48種類ものデッキリストがあるにもかかわらずLOデッキが一つしかなく、LO対策をしているデッキはあまり見受けられなかったので、LOデッキは絶対に刺さると思いました。

 この時のリストを参考にデッキ内容を大幅に変更しました。下がシティリーグで使用したデッキリストです。

図10

 事故回避のため回るデッキをコンセプトに考えているのでボール系を多めに、そして回せるポケモンのザシアンV、ジラーチ、チラチーノが入っています。メリープの特性ふわふわまくらも最高に良かったですね。

 三神対策としてエネルギーをトラッシュできれば攻撃できないであろうということでクラッシュハンマーを4積みにしました。ただ表が出ないと厳しいですが・・・。また、回り過ぎて自分の山札もなくなってしまうので、トラッシュから山札に戻せるリソースマネジメントのヤレユータン、ともだちてちょう、ふつうのつりざお、タケシのガッツも入ってます。

 ただ、シティリーグ準決勝でなぜか回せるポケモンを出せず事故ってしまい敗けてしまいました。このためTAGTAG2ではこのリストからさらに2枚ポケモンを呼び出せるカードに差し替えて対戦しました。おかげで事故は一度もありまでんしたが、すまいるさんには敗けました。本当に強かったです。 下がTAGTAG2で使用したデッキリストになります。

図11

 ちなみにですがシティリーグから帰った後に、お父さんと対戦し調整しましたが、自分のサイドにジュジュベ&ハチクマンが4枚落ちてしまった場合や、トラッシュからの戻し系のカード6枚がサイド落ちした場合等、いろいろなシミュレーションも行いました。

ーー見てた人も言ってましたが、本当にプレイングが的確でさすがだなって思います。今年は受験で忙しいと思うけど、ぜひまた息抜きに遊びにきてくださいね。

【リュウ】
 LOデッキは、十分に考えてプレイングをしないと自分がLOになってしまいます。ただ考えるのに時間をかけ過ぎてしまうと時間内にLOできません。そのためできるだけ考える時間を短くできるよう、お父さんと十分に練習して大会に臨みました。おかげで時間内にLOできるようになったと思います。

 4月からは中学3年生になり受験生とはなるもののポケモンカードは続けていきたいと思いますので、遊びに行った際はまたよろしくお願いします。

画像12


ーーそれでは今シーズンの皆さんの抱負をプレイヤーサイドとオーガナイザーサイドの両面から聞かせていただけますか?

【朗】
 私個人としては人生でもう一度、ポケモンワールドチャンピオンシップスへ日本代表選手として出場したい夢があるので、そのためにも日本国内の大会で勝てるよう今後も地元のポケモンカードプレイヤーの皆さんと一緒に、みんなで最強になろうと思います!

 イベントオーガナイザーとしては公認自主イベントも新しいジャッジも育ち始めているので、自分がなるべく早く隠居できるように後進の育成に引き続き励みます!(笑)

【TAMA】
 プレイヤーとしてはチャンピオンズリーグを完走したいです!オーガナイザーとしては何の活動も出来ていませんので、少しでもポケカの面白さをアピール出来ればと思います。

【リュウ】
 受験生となるため、受験の支障にならない程度に続けていけたらと思います。2021年3月の受験後に本格的にできればいいですね。


ーーありがとうございます!tweetの反応を見ると参加された皆さんばかりでなく、日本中の方がこのインタビュー楽しみにしていたと思うんですよね。そんなみなさんに最後に一言お願いします!

【朗】
 この度は本記事を読んで頂き、誠にありがとうございます。

 私が今回のインタビューを通して、読んで下さった皆さんへお伝えしたかったことを簡単にまとめると、「自分らしくポケモンカードができるやり方を確立できると、今皆さんが楽しまれているポケモンカードがもっと楽しくなる」ということです。

 ということで、皆さんで一緒にポケモンカードを楽しみましょう!もし対戦する時はよろしくお願いします!

【TAMA】
 ポケモンカードでの対戦は最高です。いつかどこかで対戦する機会がありましたら宜しくお願いします!

【リュウ】
 日本中???ちょっと大げさ過ぎのような気もしますが・・・。これからもポケモンカードを続けていくつもりなので、見かけたら声を掛けていただけると嬉しいです。

 朗さん、TAMAさん、同じチームとして参加させていただき本当にありがとうございました。そして応援していただいた方々,ありがとうございました。

ーーお忙しいところ、本当にありがとうございました!

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H2
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