日本人医師I氏は5月8日、東京都で行った記者会見で、某国の医療チームとともに身体提供者2人で試みる世界初の頭部移植手術に「成功した」と発表した。
頭部移植手術は、I氏の共同医療チームとともに某国N医科大学で行われた。医療倫理上の問題から、日本での手術は行えなかったという。生きたヒトの頭部移植手術の詳細は、数日後に医療雑誌に掲載される。
「10時間足らずの手術で、私たちのチームはヒトの頭部を別のヒトの脊椎・血管・神経とつなげることに成功した」とI医師は会見で述べた。また生きた人間の頭部移植手術の成功について「医学にとどまらず、人類の新たな可能性の大きな布石となるであろう」と自負した。
I医師によると、提供された身体は2人とも日本人で、そのうちのひとりは『株式会社 日本アウトベイディング』代表取締役の等々力敦史氏とのことである。今回のプロジェクトは等々力氏の資金提供によって推進され、資金提供者自らが身体を提供するという異例の試みだった。一方、もうひとりの身体提供者に関しては、日本人なのかどうか、どのような人物なのかという質問に、I医師は最後まで回答を避けた。
医療チームは今回の手術成功の条件として、ドナーは手術後48時間は生存しているもの、と定めているという。
頭部移植は、生命倫理の観点から、以前から大きな物議をかもしていた。米国亡命中の某国C氏は、世界的大富豪たちの長寿の秘訣は、継続的な肉体移植であると指摘した。C氏によると、すでに頭部移植は一部の権力者では実際に行われていると主張しており、今回の事例はあくまで氷山の一角に過ぎないとの噂が、関係者たちの間で囁かれている。