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彼らの手に花束を

ハイハイちゃんを好きになってから、「デビューって何だろう?」ってずっと考えてる。
CDが出ること?テレビに出られること?きちんとしたお給料が入ってくること?
答えがずっと出ない。

だってハイハイちゃん、冠ラジオも冠番組も持ってるし、映画もドラマも主演やってるし、ツアーだってやってるし、CD発売以外全部やってるんじゃ?と思ってしまう。デビュー組よりもこちら側への供給量が多い。(雑誌、テレビ、YouTube等)逆に何でこれでデビューしてないんだろうって本当に思う。不思議。デビューって何なんだろう。
もちろん、ジュニアのうちは何が起こるか分からないし、周りからの扱いもデビュー組ほど丁寧に扱ってもらえないかもしれないとか、そういう怖さはものすごくある。デビュー組もそうと言えばそうだけど、よっぽどジュニアの方がそのリスクが高い。

Aぇのデビューが決まった時、おめでとうって思った。これは本当。
次にデビューするのはAぇだろうなと思ってたし。わっしょいを見た時に、漠然とそんな気がして。これも本当。
でも、それだけの気持ちじゃなかった。どうしても汚い、ドロドロとした感情も一緒に湧いてしまった。考えたくないのに。
「おめでとう」の一言が重たくて、言えなかった。出ている番組も、見ていられなくてチャンネルを変えた。そんな自分がものすごく嫌だった。

「どうしてAぇなの」とは思ってない。本当に。納得してる。
けど、「どうしたら、あと何をしたらHiHi Jetsはデビュー出来るの?」と思ってしまう。

私がHiHi Jetsを認識して、この人たち面白いな、と思ったのは2020年頃のこと。
その頃の私が今の状況を見たら絶句するだろうな。
2024年春、HiHi Jetsはまだデビューしていないし、エリート街道ゴールドタイプのゆうぴは今年25歳になってしまう。こんな未来、誰が想像した?

正直私はデビューに拘るつもりはない。本人たちが周りに愛されて、やりたことがきちんとできる環境にいるのであれば、それで良い。
でも、本人たちがデビューしたいと思っているのであれば、そこを目指してくれているのであればそれを応援したいし、デビューしてほしいなと思う。もっとも、ハイハイちゃんはデビューよりもっと先の未来のことを考えてくれているような気がしているけれど。

最近、ハイハイちゃんの口から"デビュー"という言葉をあまり聞かなくなったように思う。
それは未来を諦めているからとかデビューに向けての熱がなくなったとかでは決してなくて、簡単に口にすることが出来なくなってしまったんだろうなと。今までは簡単に口にしていたというわけではなくて、色々なものが見えてしまって、そうなっているんだろうなと。
あとはこの1年間はめまぐるしく環境が変わった年だったから、それを口に出すことが憚れた部分もあったと思うんだけど。
その分、パフォーマンスや彼らから発せられる言葉の中から、覚悟が感じられることが増えたなと思ってる。だから、応援したいなと思う。

若さと勢いって大事だなって最近よく考える。
それと、ハイハイちゃんのことはジュニアという枠に閉じ込めすぎてしまったなとも。ジュニアとして熟しすぎてしまった、というか。
よくみんなが2019年が1番キラキラしてた、と言うのでその頃の彼らを見に行ってみたけど、すごかった。ものすごくキラキラしてて、ものすごくアイドルだった。私が初めて5人を認識したのもその頃。
もちろん今もキラキラしているけれど、あの輝きはあの年齢の時にしか出せないものだったと思う。
その輝きが出せるうちにデビューさせてあげてほしかった。
その輝きもそうだし、若い時だからこそ強気に出られる部分って、絶対にあると思う。どうしても年齢を重ねると、経験を積むと色々なものが見えてしまって強気に出られなかったり、言いたいことを飲み込まざるを得なくなってしまう、と。
今、ハイハイちゃんがその状況な気がしてる。
あの時は真っ直ぐに言えていたその言葉を口にしてしまうことの危うさ、難しさに気が付いてしまって、言えないんじゃないかなと。勝手な憶測だけどね。
若さと勢いって本当に大事。それがあるうちに、もっと羽ばたいてほしかった。

正直、こちらとしても前より「デビューしてほしい」ということを口にしづらくなった。だって、どうしたら良いのか分からない。本人たちの追い風になりたい気持ちはあるけど、これ以上どうしたら良いんだろう。
デビューして輝きが増していくアイドルって見ていて本当に楽しいし「これこれ〜〜〜!」ってなるけど、デビュー前にここまで完成されてしまっていて。ここまで来る前にデビューさせてあげてほしかったよ。
今のAぇを見ていても、デビューするってこういうことだよなって感じてる。ものすごくキラキラしてる。良い顔してる。

もうひとつ正直なことを言うと、ハイハイちゃんには何かが足りないんだろうなということも、感じる。
もう十分完成はされているけれど、でも、デビューすることが出来ない何かが。
でも、それが何かっていうのが分からない。
ハイハイちゃんを見ていて、何でデビューしていないのかなと思うし早くデビューさせてくれとは思うけど、なにわやAぇを見ていた時に漠然と感じた「この人たち、デビューするんだろうな」と思う感覚が、ハイハイちゃんからは感じられないというのは確か。
これは人によると思うし、見る人が見たら炎上しそうな気がするけど。本当にごめんなさい。
明確に「これが足りない」って分かったら良いのに。それが分からない。
もしかしたら彼らの問題じゃなくて、事務所からの推され具合にもよるのかもしれない。

それと、こんなことは言いたくないけど、アイドルって、やっぱり賞味期限がある。
私は今年37歳になるアイドルのことが好きで、会う度に「最高のアイドルだ……!」と心から思うので、何歳になってもアイドルはアイドルなんだなぁと感じているけれど。
でもそうじゃない。どうしたって、若い頃にしか出せない輝きがある。歳を重ねてから出せる輝きもあることは知っているけれど、若い時にしか出せない絶対的な何かがある。
なんて言うんだろうな、キラキラしてて、儚くて、目が離せないような、そんな輝き。
その輝きを感じたのが、2019年の彼らだった。


早く私もハイハイちゃんのCDが欲しい。ポスターやCDが並んでいる光景を見に、CDショップを巡りたい。
雑誌やテレビでたくさん紹介されて、たくさんの人におめでとうって言われて、嬉しそうに5人が笑っていて、そんな姿を「追い切れない!忙しい!」なんて言いながら、追いかけたい。
「デビューおめでとう」のうちわを持ってデビューツアーに入って、5人が歌っている姿を見て泣いて(間違いなく大号泣だと思う)、大きな声でハイハイちゃんの名前を呼びたい。

そんな未来はいつ来るんだろう。
5人が報われる日って、いつ来るんだろう。

はしみずも気が付けば今いるジュニアの中で最長歴になってしまった。嶺亜様もそうだけど。
最長歴だなんて、そんな称号欲しくなかった。

どんな時でも前を向いて進んでいく、そんな5人のことが大好きだけど、彼らにゴールを作ってあげてほしい。
5人はデビューをゴールだなんて思っていないだろうし、むしろそこがスタートだと思っていると思うけれど、でも、目に見えるゴールを作ってあげてほしい。
お願いだから、どうか報われてほしい。

「簡単な世界じゃないからワクワクするね」
という歌詞、ハイハイちゃんらしくて大好きだけど、今は少しだけ苦しい。

彼らの努力が「デビュー」という形で報われるその日まで、それより先の未来も、ハイハイちゃんを愛してくれる人に囲まれてやりたいことが出来ますようにと願っているし、この先もずっと5人でいてほしいと、つい願ってしまう。この状況、いつ心が折れてしまっても仕方ないと思う。私はそれが怖くて仕方ない。だからこそ、どうかこの先も変わらず5人でいてほしいと思ってしまう。
永遠を求めるのは良くないと分かっているけれど、それでも。

どんな状況であれ、5人には味方がたくさんいるということを忘れないでほしい。
この先もHiHi Jetsが見せてくれる景色を一緒に見ていきたいし、味方でいさせてほしい。

HiHi Jetsが歩むこの先の道が、どうか明るいものでありますように。

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