2024.3.3

推しが結婚した。
世界で1番好きだと、自慢の推しですと胸を張って言えるアイドルが。

私がその報せを目にしたのは仕事の休憩中。
突然の出来事すぎて頭が追いつかなかった。だって、そんな素振り全くなかったじゃん。
実際に周りのおたくとそういう話になった時も「加藤さんはこの先あるとしても今はないと思うな～匂わせかと思ったらいつも勝地涼だし(笑)」なんて呑気に話したばかりだった。
今思えば、その隣にお相手の方も一緒にいたのかななんて思ったり。
結婚したことが嫌とかそういうわけではないんだけど、苦しくてしんどくて、受け入れられなくて、でも「おめでとう」と思っている自分もいて、休憩室で泣きながらごはんを食べた。
その後の仕事は身が入らなかった。
帰宅して、「加藤さんが結婚した」と口にしたら急に実感が湧いて、涙が止まらなかった。
次の日はたまたま仕事が休みだったけど、1日ソファーから動くことが出来なかった。

発表からしばらく経った今、思うこと。

1番は「おめでとう」ということ。
結婚を決めるって、この先生涯を共にしたいと思える相手に出会えるって、本当に奇跡のようなことだと思うから。加藤さんがそんな風に思える相手に出会えたこと、本当におめでとうって思う。
今までもこれからも、それこそ病める時も健やかなる時も、加藤さんの隣には誰かがいてくれるということ、今までもいてくれたということが私はすごく嬉しい。
それと、ここまで何も匂わせずにゴールインしたこと、もうこれに関してはあっぱれとしか言いようがない(笑)
でもそれって、相手のことも自分のことも周りのことも、そして私たちファンのことも大事にしてくれた結果なんじゃないかなと思う。
ここまで隠してくれたこと、発表後も一切そんな素振りを見せないこと、全部全部愛だなぁと思ってしまうし、優しい人だなぁと思う。
今までたくさんの幸せをもらった分、加藤さんには幸せになってもらわないと困る。どうか、幸せでいてほしい。
加藤さんが幸せになること、何も申し訳なく思う必要なんてないんだよ。

こう思っていることも、もちろん本音。
でも、やっぱりどうしても寂しい気持ちが消えない。

発表があって、そりゃそうなんだけど、所詮「アイドルとファン」という関係でしかないんだなと思ったというか。リアコとかそういう話ではなくて。
ものすごく嫌な言い方をすると、私の生活に彩りを与えてくれるけど、私の人生を幸せにしてくれるわけではないんだよなって、なんか一気に冷静になったというか。私も現実見ないとな、と思ったというか。それは逆も然り。
これまで加藤さんからもらってきた幸せとか言葉とか、全部大事なのは変わらないし、それがあって今の私がいるのは間違いないんだけど。
それと、「あぁ、加藤さんのこと何も知らなかったんだな」って、現実を突きつけられた気分。これもそりゃそうなんだけど。他人だし、もっと言えば芸能人と一般人なんだからなおさらね。
多分、加藤さんだからこう思っちゃうんだと思う。今までこちらが心配になるくらい、全部見せてくれているような気がしていたから。そんなことないはずなのにね。結婚をしたことで、加藤さんが遠くにいってしまうような気がして、それがすごく寂しかった。

3週間経った今でも、加藤さんが出ているテレビは見れないし、大集会の配信も見れないし、ラジオも、NEWSの曲も泣いてしまいそうで聞けない。
加藤さんに関することに触れるのが怖い。
SNSだけはちゃんとチェックしてるけど。

何がそんなに怖いんだろうってずっと考えてたんだけど、自分の気持ちが変わってしまうことが怖いんだろうなと。
私は最初から加藤担だったわけではないけれど、かれこれNEWSを好きになって今年で14年。何て言うのかな、ずっと信仰してきたものが崩れてしまうような感覚。
今まで素直に受け取れていたものが受け取れなくなってしまったり、本当に性格の悪いことを言うけど、「でも結婚してるんだよな」と思ってしまう可能性があるということ。（結婚が悪いと思っているわけでは決してないんだけど）
加藤さんは変わらなくても、私が変わってしまうかもしれない。

それが、すごく怖い。
今さら加藤さんやNEWSへの「好き」という気持ちを手放すということが、怖くて仕方ない。

ものすごく冷静になってしまうと、誰かの旦那様にきゃーきゃーやっても良いものなのか……と思ってしまう自分もいる(笑)
まあそれは既にご結婚されている先輩方の姿を見ているから、時間が経てば割り切れるようになるんだろうなと思っているけれど。
それにやっぱり加藤さんの写真や動画が流れてくると、世界で1番好きな顔だとときめいてしまうし、SNSを見ていても結局大好きな気持ちは変わらないんだけど。

実際に加藤さんに会ってみて、それで色々はっきりするんだろうし、すっきりするんだろうなと思う。
やだな、会いたいけど、会いたくないな。
「好きになりすぎないこと」、その通りだと思うし、気をつけないとなと思ってはいたけど、全然だめだったな。

こんな風に自分の気持ちを消化しきれないまま、日々を過ごしてる。
私は自分の気持ちを文章化することで整理される人間なんだけど、かと言ってこの文章をどこに出したら良いのかも分からなくて、きっと本当に興味がある人しか見ないだろうなと思うここに載せることにした。
もしここまで読んでくれた人がいたとして、不快な気持ちにさせてしまっていたらそれは本当にごめんなさい。

「悲しみは愛の対価」
加藤さんが教えてくれたこの言葉、とても素敵だなと思うし何度もこの言葉に救われてきたけど、また救われてる。
加藤さんのこと、本当に大好きだったな。

加藤さん、結婚おめでとう。
どうか今までもこれからも、加藤さんが幸せでありますように。