第155回九州地区高校野球長崎県大会準々決勝戦大崎vs長崎商業
2024年10月6日(日)9時58分~11時53分
長崎県営野球場 天候:晴
これまで幾度となく対戦してきた両校
今大会は長崎商が長崎地区シードとして出場
今年の春季長崎大会2回戦では接戦の末、大崎は惜敗
新チームにも春の悔しさを知る2年生レギュラー選手が数名残っていることから活躍が期待される
大崎先発 前川投手①(右)
長商先発 山口投手⑳(右)
両右腕がマウンドへ
ベスト4をかけた熱い戦いが始まる
1回裏 大崎
先頭福田選手、2番西田選手ともに制球定まらない相手投手のボール球に手を出さず、見極めて連続四球で塁に出ると
3番内野選手が犠打を決めて一死2,3塁の好機を作る
4番中村選手、5番宮崎智選手が内野フライに倒れて
先制の好機を逃す
2回表 長崎商
142km/hのストレートを投じる前川選手の前に5,6,7番の長崎商打線はあえなく三者連続三振に倒れる
2回裏 大崎
先頭6番 池田選手が右中間に2塁打を放ち無死2塁!
7番前川選手が犠打を決めて一死3塁とすると
8番 釣谷選手の2球目にスクイズを敢行!
スクイズを察知した相手投手はアウトコースにウエストしたが 釣谷選手は飛びつきバットに当てて
打球は一塁線へ絶妙に転がりスクイズ成功!
3塁走者 池田選手がホームを踏んで
1対0と先制点を上げる
4回裏 大崎
二死走者なしから7番 前川選手が超スローボールを捉え センターオーバーの3塁打を放つ!
二死3塁 8番釣谷選手も四球を選び二死 1,3塁と追加点のチャンスも後続打者が打ち取られる
5回表 長崎商
先頭の6番,7番は凡退に倒れてすぐさま二死となり
その後8番が四球で歩くと、9番山口投手の代打池田選手がセンター前ヒットで二死1,2塁に。
続く1番岩永選手がレフト前安打を放ち二死満塁
大崎守備陣はマウンド上に集まり、清水監督の指示を伝令の糸瀬選手が伝えに行く
間を置いた後、続く2番打者はあえなく内野フライに打ち取られ三者残塁。
前川投手を打ち崩すことが出来ず…
【5回終了時点】
大崎 1-0 長崎商
前川投手
自己最速143km/h直球 要所を締めて
零封 被安打3 与四死球3 奪三振4
守備
失策1 牽制悪送球による走者進塁あり
打線
得点1 3安打 犠打3 四死球4
スクイズ含めた犠打で手堅く進塁させる攻撃
1対0のまま試合は終盤へ
7回表 長崎商
6番打者が大崎守備の内野ゴロ敵失で無死1塁
その後 7,8番打者は三振に倒れ、この日チーム全体で7つ目の三振を喫する
9番早川選手がレフト前ヒットを放ち、2塁走者が3塁ベースをオーバーランしたところを大崎の左翼手から三塁手への連係プレーでタッチアウトとなり無得点
8回表 長崎商
先頭の1番岩永選手がこの日3本目となるレフト線二塁打で出塁すると、2番打者が犠打で一死3塁
3番橋本選手の打球は浅めのセンターフライ
3塁走者はタッチアップ体勢から一気果敢に本塁を狙う!大崎 8回途中から守備に入った古川選手からの好返球により際どいタイミングのクロスプレーとなったが、中村捕手のタッチプレーに阻まれてこの回も得点ならず…
再三の好機を大崎守備陣に阻まれ活かすことができず
9回
両チームの攻撃は三者凡退に倒れ 試合終了
大崎は2回にスクイズで上げた貴重な1点を守り切った
前川選手9回137球 被安打5 与四死球3 奪三振7
最終回まで140km/h台の速球は球威衰えず
気迫で長崎商を上回った
見事に2試合連続完封勝利を飾る
守備は2失策したものの要所での堅守が光った
前川選手の完封をしっかりと後押しし準決勝戦に駒を進めた
準決勝戦の相手は 佐世保地区新人戦決勝トーナメントで惜敗したシード校壱岐
九州大会出場をかけた重要なリベンジマッチは
10月12日(土)10時から長崎県営野球場で行われます。
皆さま方の応援をよろしくお願い致します。