見出し画像

中小企業にマーケティングは必要か?

何当たり前のこと言ってんだ感もありますが。

私自身がこれまでの仕事で、
・IT系のコンサルタントとして外部から、クライアント企業のことを考える。
・営業、広報の部門で働き内部から企業のことを考える。
この両面を経験してきました。

まず、タイトルにもある通り、中小企業にマーケティングは必要か?
って事ですけど、私自身の解答としては「必要」だと思います。

ただ、これまでの仕事を通して、
圧倒的に多く感じるのは、「必要」になるところまで、至ってない。
という、手前の状態で足踏みをしているもったいない状態の企業があまりにも多いという印象です。

まず、どのような問題があるのか?を上げてみます。

1:自社の製品・サービスに関して、社外に向けての説明が出来て無さすぎる。
説明を読んでも全く内容が分からない。ただ、説明は異様に長い。
なので、ウェブサイトも、パンフレットも全く集客に意味を為してない。
そりゃ、客も自分にとって必要なサービスなのかどうか?も分からないですよね。

2:見かけに対して、中身が伴っていない。
これ意外とあります。
サイトで見るとすごく雰囲気良さそう!
写真もすごく綺麗で、料理も美味しそう!
でも、実際は「味が濃すぎて美味くない。」「接客態度が下の下」
こんな状態の店舗があったんです。
なので先ず、広告打ったり、SEOの施策するのいいですけど、並行して問題点を直してもらえますか?と。
SEOの施策は時間も入りますが、問題点を直してから広告しませんか?と。
※実際に具体的に伝えました(苦笑)
いいから、広告打てと強く言われましたね。
で広告しましたよ。

サイトの流入増えました!
→来店客増えました!
→食べログ、SNSで酷評!
→リピートありません!
→潰れました!
まぁ、そうなるでしょうねぇ。
最初っからそうなる事、分かってますよね。

3:過去に引きづられて、未来を変えられない。
これが結構手強いんです。
これまでがこうだったから、これからもこのやり方は変えない!と。
もう、ここに関しては、じゃあ、呼ぶなと(笑
驚く事に、意外に多いんです。
困ってるから、どうにかしたいって言って、呼び出していて、その挙げ句にコレです。
もう、どうしようもないですね。

と、愚痴っぽくなってしましましたが、本来、上記を解決することも、マーケティングのひとつだとは思います。
が、結構、エネルギー使うんですよね。逆にこちらの請求費用と合わない。

同じような話で、私の知り合いの経営者(60代半ば)には、いろんな経営者が頻繁に相談に来られるらしいです。
で、「あと1年早く相談に来てくれれば、どうにか出来たけど、なんで手遅れになってからワシのところに来るかなぁ。」
と、言われていました。

コロナ禍で、これまでと色々と変えていかないといけない事は多いと思います。
ただ、出来ることも沢山ある事に気がついて欲しいと思う気持ちも大きいです。

20年以上前の話ですが、まだ就職氷河期の頃で、「不景気」と言われてました。
当時、在籍していた会社の商品を扱ってれている店舗の例を紹介します。
※私は社会人1年目でこの出来事は印象的だったので、よく覚えています。
同じ商圏の対照的な2店舗を1日に訪問して、強く印象深い日でした。

A社の店舗に営業に行くと「不景気だから、全然お客さん来ないんだよねぇ。まだ在庫あるし、今回の仕入れはいいや。」
と言われ、店内を見渡すとガラガラ。
店内の照明も暗く、陳列棚も整理されてなく、動いてない商品にはうっすらホコリが。

B社の店舗に営業に行くと「不景気だから、お客さんにどうやって来てもらうか?、商品を手に取ってもらうか?そこを考えなきゃね。今度、この商品をお客さんに認知させるために、○○○○○なことしてみたいんだけど、協力してもらえる?」
B社はそれなりにお客さんも入り、店員さんも忙しそうでした。
店内は明るく、商品説明も手書きでしっかり書かれてディスプレイされています。
何より、スタッフの表情が明るい。

やっぱ、B社を目指して貰いたいですね。

という事で、紳士的にこちらの提案も検討していただける方からのご相談はいつでも大歓迎です。
初回のウェブミーティングは無料でもいいかな〜。
土日だけですけど。

いいなと思ったら応援しよう!