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カスモチベーションのまま大学院を修了する方法

はじめに

こんにちは!普段スマブラをやってるひいろと言います。
つい先日、情報系修士研究の論文発表を終わり、最終版の提出も終えたため修了確定しました。(たぶん)
そこで、どのように暮らしていたかをまとめて、大学院に入院するお前らに向けたアドバイスでもしておこうと思います。学部4年になる人も参考にはなると思います。主に院生向けに書くけどその都度自分のことに置き換えて読んでください。ノリで書いてるので同じこと書いてあるかもしれません、許してください、それだけ大事だと思ってるってことです。

ちなみに僕は、何も学問的に興味がなく、学部生の時に就活してなかったから大学院受験した(なんなら一回入試落ちた)タイプの人です、思い当たる方もいますよね。

といいつつまずは学部4年生向けなのですが、だいたいの人は学部4年に研究室生活が始まりその後3年間をそこで過ごす人が多いと思います。まず一番大事なポイントです。

楽な研究室に入ろう

やりたいことがあってたまらない、この勉強をするのが楽しい!もっといろんなことを知っていろんな発表をしたい!という方はブラウザバックしてください。

ここで述べる楽な研究室の定義とは、
①先生が厳しくない
②人数が多め
③コアタイム(勤務時間的な)が存在しない

この辺りを意識していれば探せます。先輩からの評判を聞いたりして情報を集めましょう
僕は何も知らなかった&研究室希望を提出し忘れていたので、まだ募集中かつ友達がいたところにしてみました、結果的にこの記事を書くことができました。友達に感謝。

と、いうことで、ここから述べる行動は楽な研究室に入ることができた皆様向けです、厳しい研究室の方はせいぜい頑張ってください。
来年度から院生だけど困ってる人は適当に理由つけて楽と言われている研究室に行くのもなしではないと思いますよ。

でも精神的な、メンタル的な話は楽な研究室以外の方にも刺さると思います。

ではここから具体的に何を意識したらいいかということを述べていきます。

①卒論は参加賞、修論は努力賞

書いた通りです。
卒論は提出してまともな発表ができれば通ります。
ここでいうまともな発表というのは、時間を守ってはきはきと喋って質問にちゃんと答えることです。
質問に関しては、わからなければわからない、やってなければやってない、まだわからなければ今後の課題でいいです。質問してくる教授は別に起こってるわけではないので。ここがよくわからずに怒られていると感じ、黙っちゃうオタクや「ア、、すみません、、、」ってなってるオタクたちをよく見ます。もったいないので絶対にやめましょう、普段のミーティングからその気持ちでいてください。
院生の、せいぜい3年くらい勉強した程度のガキの研究内容とかにすばらしい成果を求める教授はいません。もしそういう教授が居たら熱血だなぁとか思って真に受けないようにしましょう、疲れるだけです。

修論に関しては、B4の1年間と院の2年間(本当に2年間まるまる研究する必要があるかは後述)があるのでその間にのんびりとでもやっていれば何かしらの成果は出ると思います。それをパパっと発表すればいいと思います。
このころには発表練習したりとか先輩の発表見たりしてて慣れているはずなので何とかなるでしょう。

②週1回くらいは研究室に行こう

いかに楽するかという趣旨に反してるとは思いますが、なんだかんだ行った方がいいです。
というのも、先生に自分が今どのような状況なのかを共有しておくのは非常に効果的です。アドバイスを求めましょう、別に進捗がなくてもいいです。無いことを報告しましょう、それも立派な結果です。とは言いつつもいい子ちゃんアピールみたいなもんです、「この子は頑張ってはいるけどあまり進捗がないのか、、こんなアドバイスをしたらいいかな??」みたいに先生が考えてくれるようになれば勝ちです。従いましょう。

定期的に、だいたい週1回くらいミーティングがあると思います。これは行った方がいいです。理由は上と同じで、先生に今の自分の状況を共有するためです。最初は何からやればわからない感じで聞けばいいです。僕はほんとにわかってなかったので毎回何したらいいか聞いてその通り従ったふりをしてました。
進捗がなくてもいいです、ごめんなさいしたり適当に理由付けたりしましょう。そこでもらったアドバイスを一週間頑張ったふりをして次のミーティングに臨みましょう。なんもできなかったらそのことを報告しましょう。
また、前日に飲みすぎたり🍺して翌日午前中のミーティングに行けないアホタレもいると思います。しょっちゅうありました。体調不良とかで休みましょう。「M1の〇〇です。体調不良のため欠席させていただきます。よろしくお願いします。」こんな感じでいいです。んで次行ったときに先週はすみません、、、、、って顔してればいいです。
たまにやる気が出てちょっと進捗が出たときは意気揚々と出席してドヤ顔で発表しましょう、なんかよくわからないけど「俺は頑張った!!えらい!!」って気持ちになります。

基本的な研究室の過ごし方についてはこんな感じですね、簡単に言うと手は抜きつつも悪印象を持たれないようにしましょう、頑張ってるけど成果出なくて、、、、、って顔をしときましょう。

③修士は2年あるけど、、、?

さきほど2年間しっかり研究するかは後述って書きましたがここで述べます。
B4で卒業する方は、B4の頭くらいに就活を終えてそこからは卒業目指して頑張るって感じが多いと思います。
でも院に進むとM1の間に就活をしますよね?具体的にはM1の6月~M2の6月くらいの方が多いと思います。
そんなの先生もわかってるんですよ、しかも企業を相手にする以上、平日の10~17時くらいに就活の予定が入ってしまうわけです。
導かれる結論はただ一つ、就活バリアです。休みましょう、合法的な言い訳です、研究室のミーティングの予定とか考えずに就活の予定を入れましょう。
また、就活が終わってもしばらく先生に言わなくていいです、サボりましょう。それに心が痛むような人はそもそもこの記事の不誠実さに嫌気がさしてもう見てないと思いますが(笑)
僕はM1の9月から1月は就活しててめちゃくちゃ休みました、普通に忙しかったので当然です。
1月に就活を終えてもM2の6月くらいは就活(普通にサボるための口実)って言ってサボってました。研究室の同期もそのころまで普通に就活頑張ってたので不自然ではないです。
この間に何してたのかなと思ってアルバムを振り返ってみたんですが、バイトとスロットと飲酒しかしてないですね、朝の抽選に並びながらミーティングの欠席連絡をした記憶を思い出しました。二日酔いの中連絡だけしてドカ寝した記憶もたくさんあります。就活頑張ったご褒美だって思えばいいです。M1の夏休み中も就活で休めなかった人もいるでしょ?振替休日です。

と、いうわけで就活も研究もガチで頑張る!!というのはお勧めしないです。両方全力にできる人は頑張ってください、すごいなと思います。
まじめな話、研究しながら就活もして疲れちゃう人をたくさん見てきました。
今は就活!って割り切ったほうが楽じゃないですか?そのほうがいいです、疲れるだけ損でしょ普通に、ね?

④不正解は無意味を意味しない

この節は主に修士の方向けに、さっきも書きましたが卒論は参加賞です、とりあえず出しときましょう。一年間も研究してない22歳のガキの発表に結果なんて求められません。

チ。ってマンガがあります、最近アニメもやってました。「不正解は無意味を意味しない」というセリフがあります。信念に命を懸けた男のかっこいいセリフをこんなカス記事で引用するのも申し訳ないのですが、本当にこの通りです。
試行錯誤という言葉があります。試してみてうまくいかなかった別の方法を考える、それを繰り返して失敗を重ねるうちに、理解が深まるという意味ですね。
「失敗したことは無い、多くの『うまくいかない方法』を見つけることはできた」エジソンの言葉ですね、本当に言ったのかは知りませんがいい言葉だと思います。

ここまでこの駄文を読めた聡明な皆様方であれば僕が言いたいこともわかると思います。
上手くいく素晴らしい成果を出さなければいけないなんてことはないです。
お前らも自転車の乗り方を学ぶときに何度もころんでその度に泣いて最終的に乗れるようになったことだと思います。
修士の研究に関しては、乗れるようになる方法を見つけるのはあなたじゃなくてもいいです。この方法はうまくいかなかった、こうしたら少しうまくいきそうだったが問題があった、という内容のことを懇切丁寧に発表してやりましょう。
重要なのは成果ではなく、それに至るまでの過程です。この過程を認めてもらうからこそ修士は努力賞ってわけです。

もうちょっとちゃんと述べると、発表においてまず仮説を述べます。その仮説をもとに実験したらうまくいかなかった、うまくいった等の結果を述べてそれを考察するわけです。
べつにどっちでもいいです。うまくいかなくてもそれは結果なので胸を張って「俺は頑張ったぞーー!!!」って顔しときましょう。後のことは後輩に任せればいいです。
僕もそれです。普通にサボりすぎて結果が出なかったけど、うまくいかなかった結果をまとめて今後の課題とか言いまくって発表しました。GG

4.5 人と比べない

お前はお前で他人は他人です。
お前の研究室のオタクにはもうめっちゃ頑張って毎日来て夜まで残って何なら宿泊してる意味わからん奴もたまに入ると思います。すごいねーって思っておきましょう
毎回のミーティングで1時間くらい先生と議論してる人もいました、僕は長くて10分です、めっちゃ頑張りましたみたいな顔で、それでいいです。
でもおまえらはそいつよりスマブラが強いです、誇りましょう。

ここまでサボればいいとか言ってるのを参考にしてくれた方々にはあまり関係ないかもしれませんが、他人と自分を比べるのはやめましょう、劣等感から病むだけです。
「あいつは同い年なのにこんなに成果出して外部発表もしてるのにおれなんもしてないな、、、、サボりすぎたかな、、、、、」とか考えても無駄です、どうせ卒業したら同じ院卒です。なんならお前の方が研究してない分就活頑張れていい会社に行けるかもしれません。省エネで終わらせましょう。

僕は最近ヴァロラントをやってるんですが、やってる方向けに言うと、エコラウンドを取る必要はないです、削れれば大きな仕事ですよね。ナイスエコとかVCで入れちゃうし。だって相手の武器のほうが強いんだし仕方ないです、キモイことして1人でも削れればいいんですよ、それと同じ。

⑤先輩の発表は見ておこう

発表内容はどうでもいいです、僕は最後まで同期の研究内容が何言ってるかわかりませんでした。
でも見るのは結構大事です。なんもわからずに発表に臨んでも困ります。慣れてる人(修士2年の修論発表とか)の発表を見て「あーーーこんな感じなんだなーーーー」って思うだけでも何もわかっていないお前らにとっては大きな進歩です。
また、聞くうえで大事なのはしゃべり方質問の答え方です。繰り返しますが内容は専門外ならどうでもいいです、どうせわかりません。

こんな感じで話すんだなーとかそこら辺をなんとなく見ておきましょう。
質問の答えに関しては、二点あって、まずはどんなことを質問されているのかについてです。
専門的なことなのか、それとも研究のことを知らない教授から初歩的なことを聞かれているかです。後者の方が多いんじゃないかなと思います。安心しましょう。

もう一つ、質問者が答えられなかったときにどうしているかです。だいたいこの時の答えは決まってて、「今回はその検討をしていないので今後の課題とする」、「そこについてはまだ勉強不足なので勉強しなおす」この二択です。それでいいんです。だって知らないことは言えませんし、嘘つくわけにはいかないし。
研究発表に限らず、普段のミーティングとかで先生に詰められてもわからんで済ませていいです、あとで調べておきますとか。
前述しましたが、先生は別に怒ってないです。だいたい気になってるだけです。先輩とかはそのことがわかっているので毅然とした態度でそういう答えをすることができてます。みんなも身につけましょう。

おわりに

研究に興味があるオタク以外のお前らへ向けた記事でした。
何すればいいかわからないですよね、そんなもんです。
先生にやれって言われたことを省エネで時間かけてやっていけばいいんです。サボることも時には大事です、疲れちゃうんで、お前はお前を一番大事にした方がいい。
サボりすぎて周囲と比べて成果が出てないことも多々あるとは思います。別にいいです、お前がお前なりに頑張った(風に周りからは見える)結果を胸張って発表すればいいんです。それがうまくいかなかったという結果でも同様です。だってまだ学生だし、別に大したこと求められていません。

このくらいのメンタルでいれば修士は楽勝だと思います。がんばれー

付録

B4と修士の2年間でどんな生活してたかを簡単に

B4:4月~10月

行ってないです。めんどかったし、当時付き合ってた彼女が院行くって言ってたんで、僕も就活してなかったんで院試受けてみたりはしました、落ちたけど。

B4:11月

進捗発表がありました。テーマも決まってなかったんで先生にどうしたらいいか聞いたらあきれた感じで、これでも読んでやってみたら?って言われたので勝ちを確信しました。
発表では進捗というか勉強した内容をまとめました、今思うと自由研究みたいでした。

B4:12月

修論提出の1か月前ですね、ようやく重い腰を上げていろいろやり始めました。先生に何やったか言ってそのあとのアドバイスをもらってその報告の繰り返しです。
あと2回目の院試がありました、さすがにこれ落ちたらまずかったので頑張って受かりました。

B4:1~3月

1月の頭に提出を終え、ハッピーです。なんもしてません、先生から来た修正も誤字訂正だけして内容には手を付けないで適当に出しました。
発表もたかが7分の質問3分だったので時間内にはきはき喋ることを目標にスライドを作って終わらせました。
スライド作成も慣れてなかったんですが、作って先生に見せて修正もらって見せての繰り返しでできたものを使ったので先生からスライドの指摘なんてなかったです。

M1:4、5月

当時付き合ってた彼女とゴミみたいな別れ方してドカ飲酒月が始まりました。研究室にはちょっとだけやる気あって行ってました。週2回くらい。ほとんどバイトをして過ごしてました、これといった進捗はありません。

M1:6~8月

暑くて外出たくなかったので、ミーティングの前日だけ家でちょっとやってミーティングは頑張りましたということを伝えてました。
テーマが少し新しいこともあり、先生もあまりよくわかってなかったのでアドバイスをもらってそれを次のミーティングの前日にやるだけの日々です。

M1:9~1月

普通に就活してました。久しぶりに行ってみたら中間発表があるとか言われて焦りましたが、なんとなくやってた分を適当に発表しました、自由研究よりは良いもので発表ができたとは思います。

M1:2月~M2:6月

就活終わってハッピーです。俺はこんなに頑張ったのになんでこれから研究しきゃいけないんだと思いご褒美自主休みです。
研究室には就活終わったなんて言ってません。ミーティングも毎回面接とか言って休みました。たまーに行って「就活忙しくて進んでないです、、、、」って申し訳なさそうな顔してました、それだけでアドバイスがもらえます。

M2:7~9月

そろそろちゃんとやるかと思って週1のミーティングにはだいたい行きました、夏休み明けに中間発表があったので、それの準備を夏休みはやってました。
このころから研究室に来なくなっちゃう同期とかがいてみんな大変だなーって思ってました、サボればいいのにとか思ったけど口にはしません。
ミーティングに行って先生に何したらいいか聞いたりしてました、特に昔から立ち回りは変わってないです。もらったアドバイスをもとにやった結果だけを報告してました。それだけで自動的に省エネで進んでいきます。

M2:10、11月

12月に修論提出があるのやばいなーとか思いながらちょくちょくサボりつつ先生に報告はしていました。学祭のバンドの練習のほうがやばかったのでそっちに必死です。お金もないのでタイミー始めたりしました。午前中のタイミー行かなきゃだからミーティングサボりもしました。当然です、生きるには金が要ります。

M2:12、1月

修論時期というやつです。
12月末に提出、1月末に発表でした。
提出はとりあえず出して訂正もらったらそれに従えばいいだろうと考えていたのでなんとなく書いた30ページちょいのものを出したらとんでもない量の修正が来ました。純粋にページ数増やせとも書いてありましたが、気づかなかったふりをして内容の修正だけして提出しました。
発表に関しても、あらかじめ作ってあった予稿を基にスライドを作り、先生に見せ、訂正をし、先生に見せての繰り返しです。卒論のころと何も変わってません。
発表を終えてその場で研究室にある自分の荷物をすべてまとめて持ち帰り、それ以降今日まで研究室には行ってません。


おしまい

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